こんなにも観て、聴いて、読んで、果たして私自身はどうするつもりなのか。
そういう疑問や違和を感じてしまった時にいつも思い出しては肯定してもらっているのが、ヘルマン・ヘッセが世界文学文庫に寄せた言葉。
「本当の教養は、何らかの目的のためのものではなく、完全なものを目指すすべての努力と同様に、それ自体価値のあるものなのである」
「≪教養≫すなわち、精神と情緒を完成させるための努力もまた、ある限られた目標に向かう難儀な道ではなくて、私たちをよろこばせ励ましながら私たちの意識を拡大し、私たちの生きる能力と幸福になる能力を豊かにすることなのである」
――ヘルマン・ヘッセ著/岡田朝雄訳『ヘッセの読書術』草思社文庫(2013)
・・・ヘッセは、1作も、読んだことないけど(^o^)