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ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

「すべては、風と共に去りぬ」

映画

というわけで本日も映画を観てきました。決めたからには観る、みたいなところは非常にあるわけです。『ティファニーで朝食を』、1961年、オードリー・ヘプバーン主演。今じゃあとてもこの演出はアウトだろうなぁというのが散見されてそこには時代を感じたんですけど、そういう細かいことを飛び越えて生き残るに相応しい輝きがあるものだなぁと思いましたです。オードリーの可愛さの強みは、流行に左右されないあの感じですよな。で、私、ホリーみたいなキャラクター大好きです。友達にいたら絶対ヤだけど(笑)。その前に、友達にならないな…。いや、ちょっと知り合いに似た子がいるなって今思った…。別にぜんぜんそんな親しく遊ぶような仲じゃないから良いんだけども…。

しかして、愛するヒロイン像は私の中では絶対的にスカーレット・オハラなんですよね。『風と共に去りぬ』。やっぱり身近にいたら困るけど。ちなみに『ティファニーで朝食を』もそうですが、原作は読んでいませんすみません!! 昨日の記事で散々スター・ウォーズスター・ウォーズ喚きましたが、映画の全ては『風と共に去りぬ』に込められていて、それさえ観ていればあまり不足はないんじゃないかと思っている節もあります。1939年制作にして時の流れで風化することの一切ない傑作、としか言いようがないで御座いますよね。今日『ティファニーで朝食を』を観て感じたんですが、制作された当時から既に時代モノであるということ、そして人種差別的表現を(原作には割と多用されていると伝え聞いています)省き切ったこと。時代を感じさせない、ということに重要なのはその点なのかなと感じました。

ところで先日(って言っても1ヶ月以上前だけど)『ヘイトフル・エイト』を観たのですが、超・超アメリカ!! でした。すごく面白かったけど人様にはお薦めできません(笑)。ダメな人は最初の5分で拒絶反応示すんじゃないかなぁ。物語が進むと暴力描写・性的表現も過激になってくるけど、なにより序盤から苛烈な差別表現が物語の屋台骨として執拗なまでに多用されるので。ただし、今この時代に制作されたこの映画に関してはそれこそがテーマなので必然的なものだし、それがこれ以上ないくらいにアメリカ的クライマックスの演出に繋がってくるわけだけれど。

風と共に去りぬ』の話…。スカーレット・オハラの生命力というか、女性的には弱く愚かではあるけれど、人間としての生命力が圧倒的でありその危ういまでのアンバランス感が私を惹きつけるのだろうなぁと思います。憎い恋敵であるメラニーを抱えて、かつての良家の令嬢がボロボロになりながら手綱を握り、時に豪雨に打たれ川に身をひそめてまでの過酷な逃避行を成し遂げられる。あのシーンが私、すごく好きだなぁ。

という『風と共に去りぬ』、今までで3回観ました。複数回観ていて、はっきり数を覚えているのはこの映画だけです。それだけ1回1回に思い入れだあるからなんでしょう。1回目は中学生の時にTVで。当時、テレビ東京が(B級アクションだったりを放送することが多いイメージですが)20世紀の名画100本を放映するみたいな企画をしていて、たぶんあの企画で私はずいぶん色々と観ることができたんですよね。『風と共に去りぬ』に関しては前後編2週に分けて放映していました。それが1回目。2回目は大学生の頃かな、実家に名画シリーズみたいなDVDが仕入れられていて、それでTV画面で観ました。

3回目、これは昨年です。念願かなって映画館のスクリーンで。午前十時の映画祭7 デジタルで甦る永遠の名作という企画がありまして、昨年度のラインナップにあったんです。今日の『ティファニ~』もこれで観ることができました。本当に、夢かなったとはこのことで。タラのテーマを映画館で聴けるなんてねぇ…。そして年齢を重ねるごとに、観るたびに重みを増してくる。重すぎて今後数年は観なくても大丈夫かなとは思っちゃうけど(これが『スター・ウォーズ』との感触的違いになるのかな)。特に後半はツライよね…。この後どうなるか分かっちゃってるからツラすぎるよね……。

映画館で完全オリジナル版を観て驚いたのが、序曲・幕間(休憩、曲アリ)・終曲が存在するということ。DVDでも省かれていたから初めて知りました。びっくり。古き良き時代、というのを体現しているのだなと改めて感じる演出でした。それにより古風さが誇張されるというわけでなく、むしろ格調高さが際立つというか。「映画ってこういうもですよ」とためらいなく言ってしまって差し支えが無い。だからこその『風と共に去りぬ』なのだろうね…役者陣の完璧な配置も、演出の妙も、物語の強さも。あと、ヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラのことばっかり書き散らかしましたが、レット・バトラーという人物像も当然ながら魅力的で、クラーク・ゲーブルは凄まじくカッコいいです!! 向こう数年は観ないけどね、すごく体力要るから(笑)。でもでも4回目は、いつだろうか。楽しみに取っておきます。