ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2019年映画の旅②

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2019年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

アリータ:バトル・エンジェル ★★★★☆
あーもーヒューゴしっかりしろよ~~~!!? って思いながら観ていましたもので、あの2人の結末はあれで良かったんだと思っております(オイ)。
原作は読んだこと無いんですけど、そしてだいぶ改編が行われているようですけど、ああでも日本の漫画だなぁって感じたんですよねぇ。私自身も思えばいろんな設定で(趣味の範疇で)漫画を描いていたけれど、ここまで壮大なSFは大好物なのにあまりにもハードルが高すぎて終ぞ描き得なかったから、その絵巻を観ていられるのはとってもワクワクしますし幸せです。
それにしてもマハーシャラ・アリ、ああゆう役やってるの初めて観たんだけど、めっちゃくちゃにカッコ良いな…。あと、こないだの『ワンス・アポン~』で少女時代のヒロインの過ぎるほどに透明な美しさに吸い込まれたジェニファー・コネリーはやっぱし今なお素敵よね~。
原作でヒロインの名前が「ガリイ」で、英語圏ではあまりにも男性的過ぎると「アリタ」に変更されたというお話ですが、これを逆輸入する際に「アリタ」だとあまりに名字的過ぎるから(最初の速報は『アリタ:バトル・エンジェル』だったよね)きっと伸ばし棒入れて「アリータ」にしたんだろうなぁってゆう…どーでもいい話を添えまして。でも「アリータ」に変わったの観た時に、「あ。しっくり」って思ったので、アリータになって良かったよねアリータ(笑)。

グリーンブック ★★★★☆
巧くまとめ過ぎっちゃまとめ過ぎな印象もあるんだけど、あくまでもポップに寄って表現しようとしているのでとっても観易いですし分かり易いです。主演の2人がめっちゃめくちゃ魅力的ですし。
しかしまぁアメリカも根深いですよね。って最近特に思いますけど。思えば洋画を観始めた小学生のころには私はそんなこと一切気にせずに『ボディガード』観てたし、ウィル・スミス絶頂期だったし彼はやっぱり無類のスーパースターなわけで。だから小学生には最近のディズニー観せた方がやっぱりいいんじゃないかなって思ったの(笑)。

移動都市/モータル・エンジン ★★★★☆
いやー…すげーな(笑)。129分とは思えない(笑)。
あのね、あのね、『天空の城ラピュタ』と『ハウルの動く城』と『スター・ウォーズ』とその他いろんなものも足して足して足しまくって特に割って無い…みたいな(笑)。思いついた中2要素ぜんぶぶっ込んだ感もあり…大変に面白くございました(笑)。なんかもう語尾の全部に(笑)つけちゃうけど、やーーーあ、良いよ(笑)。
こっちもこっちで「あートムしっかりしろよ~~~」って思いながら観ておりましたが、2人のラストがああなって良かったです(笑)。てゆーかトム役の役者さん、ティーンエイジャー感がすごかったんだけど31歳とのことで大変にびっくりしております…。まじっすか……。
最近は真正面から人種問題に取り組むか、こうやって異人種混合世界を描き切るかの二極化時代ですよなぁ。どっちも描く意味は大いにあると思うんですけど、私は後者の描き方を採用したCLAMPに育てられたんだなぁってことも思い出す今日この頃ですのん。

女王陛下のお気に入り ★★★★☆
これ、本国ではコメディ扱いなのね…なるほど(笑)。想像よりはドロッドロじゃなくて安心しましたがたぶんきっとすごくドロドロです。レイチェル・ワイズエマ・ストーンも流石の美しさだったなぁ。けれども何よりオリヴィア・コールマンの怪演が圧巻。作中だともっと歳とって見えたけど、まだ45歳なんですね、凄み……。そして今調べたらレイチェルのが年上なんだね、懐かしのハムナプトラは往時劇場で観たものなぁ……。
しかしエマ演じるアビゲイルが言い放った「梅毒の男の相手をさせられる時に後悔しても遅い」って台詞に、そりゃあなりふり構わず死に物狂いにもなるわ…っていう圧倒的な説得力を感じましたね。私にとってはまったくもってコメディじゃなかったけど、引き込まれる面白さでした。

翔んで埼玉 ★★★★☆
やーーーあ、100%のコメディだったなぁ!!!(笑)
当方、千葉県出身・神奈川県在住・FM NACK5(埼玉のFM局)リスナー、東京で遊びまくる…という我ながら完璧な南関東ライフを送ってきたもので、もう! やばい!! 土着ネタぜんぶ分かるわ!!!(笑)  こないだ実家に帰ったら食卓にみそピー(落花生を使用した千葉の郷土おかず。めちゃくちゃ甘いけどあれはおかずです)が上ってて超テンション上がったもの……。
にしても冒頭で魔夜さんが登場した時はすごい感動したなぁ。相変わらずカッコ良くていらっしゃる……。そしてGackt二階堂ふみ嬢をはじめとしたキャストの布陣が完璧すぎた。最後の一手はもちろん竹中直人その人ですよ(笑)。
茶番すぎる茶番なんだけど、茶番すぎて爽快だし原作が少女漫画であるということがやはり少女漫画の無限の可能性の象徴だと思うのです。ただやっぱり、南関東以外の人が観てもぜんぜんピンとこないかもしれないけど(笑)。「私と一緒に行くか…所沢に」…ちょっと考えさせて下さい(笑)。

ブラック・クランズマン ★★★★☆
アメリカの闇。面白い、すっごい面白いからこそ更に深い。なんなんだろーねぇ、ほんとにねぇ……。『グリーンブック』にも今作の上映にも親子連れがいたけど、わかるけど、最初に『メリー・ポピンズ』とか観せて欲しいって思うよね(笑)。そうそう、冒頭に『風と共に去りぬ』の1シーンが出てきたから、やっぱりそこからも観てみよう? でもこの映画に連れてきてるくらいだから、たぶんもう観てるよねって思った(笑)。
それにしてもアダム・ドライバーはあっという間に良い役者さんになりましたですね。そんでもって主演のジョン・デヴィッド・ワシントン。デンゼル・ワシントンの息子氏なのね…!!
ああ、でもやっぱりね、「メイフラワーの名にかけて」って台詞とか、歴史を知らないとなんのこっちゃだから(そもそも人種差別の歴史を知らなければこの作品そのものが全く分からないのだ)、歴史は学んでおいて良かったなって思いました。

ハンターキラー 潜航せよ ★★★★☆
最高に! アタマ悪い!! ちょー面白かった\(^o^)/
最初の予告の段階では「観てみようかな~」くらいだったんだけど、その後“クーデターで軟禁されたロシア大統領をアメリカ軍が救出に向かう”という超絶頭悪い設定に心打たれて(???)観に行ったよね! あー面白かった!! ジェラルド・バトラーかっけぇなって思ったけど(初登場シーンが謎の狩猟なの笑った。すげーハリウッドっぽさ)、『ジオストーム』の人かぁ~~。
「潜水艦の中でそんなに騒いでていいの!??」って箇所が何回もあったんだけど、息を殺すところはちゃんと殺してたからたぶんいいんだろーね!(笑) 

未知との遭遇 ファイナル・カット版 ★★★☆☆
20年ぶりくらいに観た……。「こんなシーンあった…??」って思ったんだけど(巨大ジオラマ制作とか)、20年前に観たのはおそらくオリジナル版であったために実際に観てないんでそれは正解……。
ただ20年前に観てあんまりピンとこなかったんだけど。今回の劇場公開で12歳くらいの少年が終演後に一緒にいたお父さんに「あんまりよく分からなかった」って感想を言っていて「分かる、分かるよその気持ち…!!」って思ってたんですけど。そんでもって今回だってそんなにピンと来てはいないんだけど、初めて描きたかったものを少しは把握できたような気持ちです。この視点で異星人とのファーストコンタクトを描いた作品って後にも先にも無いよね。『E・T』はまたちょっと違うしね。
この作品の真髄は『未知との遭遇』というその邦題。原題『Close Encounters of the Third Kind』からのあまりにも象徴的にして見事としか言いようもない。“我々は独りではない”。

キングダム ★★★★☆
よよよよよ吉沢亮ちょーーーおカッコ良い……!!!
はー! 面白かったぁ!! 原作読んでないし、だいぶ端折ってるんだろうなぁと思うところもありつつ(でも原作で言う5巻くらいまでのお話なんですね)。しっかり作り込んであって見ごたえがあって良かったです。衣装とかちゃんとしてるとやっぱり説得力あります。
山崎賢人演じる信は超王道の主人公だし、本郷奏多の怪演凄まじき。加えて長澤まさみちょーカッコ良いな!! ほんと長澤さんはどんな役もやれるわね!! そんでもって大沢たかお! 化けたな~~素敵!!
しっかしやっぱし2役やった吉沢亮が果てしなく魅力的だった……。観てないけど『BLEACH』で石田雨竜やったんかちょー似合うな……以後チェックします……。

f:id:asami1837:20190425063955p:plain