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日々もろもろ。

坂東三十三所巡礼11日目 楽法寺・大御堂

2021年6月19日(土)

⑱第二十四番 雨引山 楽法寺
なんと。前回から1か月以上空いたのですね。びっくりでございます。しかも今回は、完全に雨が降りまくっている中でのお参りです。降雨の中での参拝は、坂東さんに限って言えばですがもう2度と無いと思います(笑)。今回の雨引観音様は良かったけど、やっぱり他ではしんどいと思うので……(笑)。

というわけで、朝7時40分に家を出る時点から完璧な梅雨空です。大きめの雨粒は強固な意志でもって降り続いています。この状況でなお行こうと思いましたのは、楽法寺が紫陽花が有名と聞きつけてのことです。鎌倉の明月院とかにも別に紫陽花の時期に行ったこと無いけど、紫陽花自体にそんな思い入れもないのだけれど、せっかくだから見てみたいじゃないですかそげに名高し紫陽花……。

そして電車に揺られて2時間半強、最寄り駅のJR岩瀬駅に到着。駅前には妙に広々としたロータリー。暇そうなタクシーが2台、運転手さんはずーっと世間話してらっしゃった。そうなるよね……。
そんなロータリーの片隅で、日に数本のバスが来るのを待ちます。電車と接続してくれてるのだと思うので、そんなには待ちません。バスはたぶん市庁舎が始発で、先客は1人。駅で私ともう1人、おじさんが乗車して計3人を乗せて出発です。で、雨引山に寄ってくれるんですけど、これ本当にメインルートの国道を外れて結構な山道を登って寄り道で行ってくれるんですよね。雨引山に用事のない乗客にとってはかなりのタイムロスになるやつ。でも寄ってくれる。そして、この日この3人の中で降りたのは私だけ……。いや、私がいただけまだ良かったような気がする……。埼玉でバス廃止問題に直面した身としては、なんというか、マジありがとうですよ……。

しかして11時過ぎに辿り着いた雨引山はめちゃ混みであった(駐車場は満杯)。バス民の私は便が相当数限られている関係上、13時半くらいまでここを脱出できません。となると、お昼ご飯はここで食べないと食いっぱぐれるので、駐車場の端にある近辺唯一のお食事処で早めに中華料理(※何故か中華料理屋さんだったので)を食べます。山の上はちょっと肌寒いくらいだったので、薬膳スープが染みた……。

とりあえずゴハンにありつけて安心したので、降りやまない雨の中、境内に向けて出発です。すぐそこだけど……。ほんと、バスって有難いなぁ……。
紫陽花。こんなにもまじまじと向き合ったことは無かったかもしれない、紫陽花。毎年、道端に咲いている花を通りすがりに眺める程度だったのだなぁ。なんか改めて見ると、色んな種類もあってとても美しいものですね。あと、やっぱり雨が似合う。ただし雨引山は大きいお寺さんなので休憩所も売店も授与所でも雨宿りが出来たので今回の雨降り参拝がかなったのだけれど、他のお寺さんじゃなかなかこうはいかないのでやっぱりもう雨の中のお参りは無い気がする……。ここもちょっと乾いた季節にまた訪れたくはあるよね(笑)。

⑲第二十五番 筑波山 大御堂
さて、1時20分のバスに乗って雨引山に別れを告げ(ついに雨は降りやまなかった)、岩瀬駅には戻らずに筑波山口に向かいます。だがしかし。ここがかなり詰めが甘かったのですが、筑波山口のバス停から大御堂まで歩いて20分くらいかなぁ~と呑気に考えていたら、舗装されているとはいえ周りの草木も生い茂った、かなりの勾配の細い道……を45分くらい歩いた……。雨も小雨になっているとはいえまだ多少降ってる……。思いがけない山登り。し、しんど……。ついに大御堂の新築ぴかぴかの立派なお堂と階段に辿り着いたときには、本当にほっとしましたわよ……。

大御堂は本当にお堂だけというスタイルですが、新築でとっても立派。新築は新築の良さがあるわよね。御朱印のご対応いただいたご年配の尼さんに「お1人でいらしたんですか? ご立派なこと……」などともったいないお言葉をいただき、ここまでの苦労が報われましたわ……。
でもやっぱり心身ともにくたびれちゃったし、実は夜に全然別の用事もあったので、早々に引き上げることにいたします。もう少し天気が良かったら筑波山に登りたかったんだけど、それはまた改めて来ますわね。なんせ最近、登山に興味が出てきたもので……。というわけで、梅雨空の下の巡礼も良いお参りでございました。次も1か月後くらいかな~。

 
 
 
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