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日々もろもろ。

坂東三十三所巡礼13日目 大谷寺・慈恩寺

2021年7月22日(木祝)

㉑第十九番 天開山 大谷寺
また18きっぷの季節が巡ってきてしまった。夏の18きっぷと言えば、18きっぷの中でも本場である(??)。出かけないわけにはいかない。しかして、超絶暑い。涼しいところ、涼しいところ……。そう、大谷資料館である(巡礼はどうした)。

夏なので暑さと日の早さのせいか、ここのところ異様に朝早く目が覚めてしまうので、これを利用して早めに出発。6時半くらいに最寄り駅から出発、ちょうど9時くらいに宇都宮駅に到着。駅の観光案内所はちょうど空いたところで、ここで大谷観光一日乗車券を購入。大谷寺と大谷資料館の両方に路線バスで行くなら、これが断然オトク。更に窓口のおばさま、乗車券の他にとにかく大量のパンフレットをくれる。宇都宮、観光にめちゃくちゃ力入れてたんだな……。

おばさまにバス乗り場も教えてもらっていざ出発。30分くらいでまずは第一目的地である(もちろん)、大谷寺に到着。バス停から3分くらい歩くとすぐお寺、門のところには交通整理のおじさんとかもいて、観光地化されたお寺はこういうところが本当に有難いです。なので、入口には体温測定もあります。で、ワタクシ、この1年ちょいのこのシステムで初めて叩き出しました、37.5℃……。
お坊さん、「表面温度を測っているので、暑いですからね~、ちょっと待ってからもう1度お願いします~~」、すんまそん……。30秒後に測って37.0℃に下がっていたので無事に入れてもらいました。この日の午後に行った盆栽美術館では36.5℃だったので大丈夫でしゅ……。

大谷寺。大谷石の岩盤に築かれた寺院。そして、仏像。本当に、唯一無二の造形でした。特に、日本では珍しいその石仏。時の流れで摩耗した観音様は、だからこその美しさがありました。観音像の他にもいくつかの大きな石仏があり、そちらも本当に素晴らしかった。そのお堂の中に1匹の立派なトンボが虜になってしまっていて、その子を外に出してあげたのがこの日積んだ徳です……。
あと、ささやかな宝物館が併設されているのですが、屈葬されていた状態で発掘された縄文最古の人骨は本当に必見。

さて、お寺を出てすぐのところに、戦後に建立された27mの高さのある巨大な観音像が建っております。もちろん大谷石をくり抜く形で作られていて、本当に岩の土地なのだということを実感させられます。それはこの後に大谷資料館に向かうため歩いたほんの少しの道のりと、それこそ大谷石を切り出した跡地である大谷資料館そのものが圧倒的に語りかけてきてくれます。

大谷資料館。春先にちょっと調べたら(その時は未公開エリアも公開していて、それはそれで確かに魅力的であったのだけれど)、“夏でもちょー涼しいよ☆”って書いてあったから……。こりゃあもう夏の盛りに行くっきゃないっしょ……、と思いまして……。これ、まじ正解でした。サイトには「寒いので上着をご持参ください」って書いてあったから、一応リュックの底にパーカーを詰め込んでいったんだけど、あのね、必要なかった☆ いやー、めっちゃくちゃ寒がりな人とか、もうちょっと中途半端な季節の時は持って行った方が良いと思うんですけど、なんせ外気温がおそらく35℃近くあったので、坑内におそらく30分くらいはいたと思うんですけど、終始気持ちよかったです(笑)。とにかくあらゆる面で非常に圧倒的な場所なので、とても良かったです。

 
 
 
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㉒第十二番 華林山 慈恩寺
朝めちゃくちゃ早かったおかげで、大谷観光を終えて宇都宮駅に戻ってきた時点でまだ12時過ぎ。これは……もう1か寺行けるのでは?? 急遽、埼玉県最後の1か寺、慈恩寺に向かうこととします。帰り際に寄れる場所はもうここしかありません。18きっぷで大宮駅まで行き、アーバンパークラインという謎めいたネーミングの東武路線に乗り換えます。東武線ってチャレンジャーなネーミングしません??

で、豊春という今まで全く縁のなかった駅で降ります。駅前の住宅地を抜けると、宅地と田んぼと畑が良い具合に散らばるのどかな風景になります。歩道があんまりないのですが、プレ歩道みたいなスペースはあって、それだけでもだいぶ有難い……。いやね、人ぜんぜん歩いてないからそうなんだけど、歩道ってまじ大事よ……。
しかして、炎天下。だけど、思ってたほど辛くなかった片道30分強(平坦でもあったしね)。辿り着いた慈恩寺はシンプルでああるけれど広めの境内とどっしりとした本堂の、趣あるお寺さんでございました。

灼熱の来た道を戻って駅に辿り着き、それでもまだ15時過ぎ。これはもう、ずっと行ってみたかったあの場所に行くべきでは……?? 盆栽美術館に……。
アーバンパークラインの大宮公園駅で降りて、駅前からとにかく要所要所で案内板が建っていてくれる盆栽美術館。てゆーか、街自体が本当に盆栽盆栽しているのね。美術館自体はこじんまりとしているけれど、初心者には見易くて何よりです。企画展が「夏休みこども盆栽塾」だったのも有難かったね……。

 
 
 
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盆栽美術館を出たのが16時過ぎ。最最寄のJR土呂駅から再び18きっぷを行使して帰路につきます。いやー、我ながら詰め込んだ1日でした。面白かった!

 
 
 
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