ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2020年映画の旅①

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2020年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

アラビアのロレンス/完全版 ★★★★☆
初めて観ました。
「ここで終わらないでくれ」と願う刹那、スクリーンいっぱいに映し出された“THE END”の文字。
時間の重さを描けるのは時間だけだし、人生の重さを語れるのは人間だけ。直後に私が言えるのはただそれだけです。227分、その物語の幕切れは、その人生の幕引きは、あまりにも淋しい。悲しい、悲しいよ。

ダンス・ウィズ・ウルブズ ★★★★★
初めて観ました。
語るべきことは溢れるようにあって、でもそれは言葉にするべきことではないような気がします。大自然は怒りも喜びもなくそこに在り、人々はただ命をつなぐ。それだけのことがやがて圧倒的に許されなくなり、去っていく。
あまりにも美しく、悲しい。身体中に沁み渡る、清廉なる3時間。それは、世界の美しさと哀しみのすべてを背負った3時間。
「なぜ彼が去ったのか分からず混乱していた。でも分かった。お前が来るからだったのだな」。

大脱走 ★★★★☆
初めて観たっぽい……(え???)。
いや、小学生くらいの時に観たような気がするって思ってたけど、1秒も記憶にあるところ無かったから観てなかったんだと思われます……。軽快に鳴り響く大脱走のテーマだけはもちろん耳に馴染みまくっていたわけだけれども。
スティーブ・マックイーンがカッコイイのは分かるけどなんとなくピンと来ないまま今に至ってしまっており、でもやっぱりそこまでピンとこなかったけど私は閉所恐怖症のトンネル王に夢中になってしまって、彼が無事に逃げきれたからほっとした……(そうゆー問題じゃない気はしてる……)。

1917 ★★★★★
傑作。
IMAXで観るべき作品というのはまさにそうであって、巨大なスクリーンいっぱいに投影される、過ぎるほどに美しい人の生き死に。炎に呑まれ夜に浮かび上がるあの街の光景は、瞼に焼き付いて離れない。そして塹壕から死地を見上げなおその緑の草原に駆け出して行った若者の姿も。
1カメというのは後からついてきただけで、この物語の有無を言わせぬ力がそれを選んだだけなのだろうと思います。戦争映画によってもたらされる研ぎ澄まされた悲しみと絶望を、私は愛しています。

地獄の黙示録 ファイナルカット ★★★★☆
音が…音がやべぇすげえぇぇぇ……!!!
……とゆーわけで、ファイナルカット版です。数年前に映画館でたぶんオリジナル版(完全版じゃないと思うんだよね…)を観ているんですが、ぜんぜん記憶にないシーンがあったんですけど、あれはオリジナルには無かった……? や、まぁそんなのはいいです!!(いいの??)
あの、ワーグナーを爆音で流しながら密林に向かって掃射するシーン。常軌を逸したあの光景が、まさにそこに在る。これぞ映画館音響のなせる業。

ゼロ・グラビティ ★★★★★
2013年作品。当時は気になりながら、まだ映画館に行く習性を取り戻していない頃だったので、けっきょく観ないままになってしまっていたわけだけれど。
……ああ、いま、IMAX・3D、最高の環境で初めて観られて本当に良かった。エンドロールが流れ終わり客電が点いた瞬間に、近くにいたカップルの男の子のほうが「……すごかった」って絞り出すように呟いていたんだけど、やー……すごかった。
正に見ているだけで息が詰まる宇宙の暗闇、それは本当にクライマックスまで解かれることなどない。そして伸し掛かる、圧し潰されるような圧倒的な孤独。登場人物は実質的に2人。さらに極限の孤独へと向かうその果てで、主人公が人生を取り戻した瞬間。人が人を生きようとするその姿は、こんなにも美しいのかと思ったのです。

レディ・プレイヤー1 ★★★★★
やったーーー!!! あの日あの時観られなかった、IMAX・3Dチャンス再来!!
もうこればっかりはありがとうございました。封切られた当初、観に行くのが遅くなって、観終わってすぐ「もっかい観たい!!!」って思ったけどけっきょく観られなくて。そんでその時はフツーの上映だったけど、絶対3Dだったらすごいだろうなぁって思ってたの!! まもなく地上波初放送だろうと、映画館で観ますわ。やっぱりね、映画館で観るべき作品ってあるんです。

風の谷のナウシカ ★★★★☆
まじか……って気分ですよ……。この作品を映画館で観る日がこようとは……。
何回も観てるはずなんですが、確かに久しぶりに観た機会ではあるのですが。こんなにも苛烈で、過ぎるほどにストレートな物語であったのかと……。初期作品だから技術的にも粗削りだし(音響のバランスがこんなだったんだ…って思いました)、とにかく伝えたいという暴走にも近い強烈な想いが結末めがけて辺りのものをなぎ倒しながら全力疾走しているようなストーリー展開。そこにはもう、誰も何も口を挟む余地はない。
客電が点いても、誰も彼もぐったりと席に倒れ込んで口もきけないでいるような、あんな劇場の光景。それもほとんど全員が1回は観たことがあるであろう作品で。まるで劇薬のような物語。凄まじい。

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2019年映画の旅④

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2019年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ブレードランナー ★★★★☆
『~2049』を観る前に…観たかった……(笑)。1年越しの元ネタ回収……。
IMAXリバイバル上映してくれたので。こうゆうのもっといろんな映画でやってもらえたら最高に嬉しいなぁ。午前十時の映画祭も終幕しちゃうし。と言いつつ、同時期に公開してた『マトリックス』の4DMXはやっぱり挑戦できなかった……。だって4DMX、ご覧になれない方の注意書きに「乗り物酔いしやすい方」ってハッキリ書いてあるんだもの…無理ぽ……。
割とスターウォーズの直後なんですね。ハリソンがずっと落ち着いていてびっくりしました。

プライベート・ウォー ★★★★☆
シリア内戦の、あの極限の街の姿は、私もリアルタイムでブラウン管越しに観ていたので、背筋が凍るものがありました。正に“死の街”としか例えようのない、命の終わる街。その街を伝えようとし、伝えてもなお圧倒的に死が支配し続けたその街で命を吸い上げられたジャーナリスト。
ジャーナリズムとは、報道とは。私にとってのその答えはもちろん出ないけれど、自らの答えを持って死んでいったメリー・コルヴィン。彼女を演じ切ったロザムンド・パイク。迫真の。素晴らしかったです。

アド・アストラ ★★★★☆
宇宙が、好きです。いや、絶ッ対に行きたくないけど(笑)。
「地球のことなんか、家族のことなんか思い出さなかった」ってゆートミー・リー父ちゃんの言ってること、なんかすごい分かる。思いのほかさらっと再会できてて、そこまで距離とか時間が重々しく迫っては来なかったんだけど、やっぱり海王星IMAXのスクリーンで見られて良かったです。海王星ってなかなかフューチャーされないし(笑)。
ほんとに、二十億光年の孤独だよ。

時計じかけのオレンジ ★★★★☆
こないだ、『戦争論』についてのTV番組をちょびっとだけ観たんだけれど。やっぱりさぁ、人間って圧倒的に闘争本能の生き物だよなぁと思い、本能を理性で押し殺す道を選んだわけだけれども結局飼い慣らせてはいない世界です。
スタイリッシュで超絶カッコ良くて刺激的。あまりにも危険で、だからこそ魅力的で本能を蠱惑する。人間の、本質。圧倒的なそれとの闘いはどこに帰結するんだろう。
恐ろしく観る人を選ぶ作品です。それが名作としてこうして上映され続けてるんだから、それこそが映画の魅力だなぁって思います。

ジェミニマン ★★★★☆
いや~~~やっぱりウィル・スミスですよウィル~~~~!!!
お話としては非常に分かりやすい感じですがウィル。青年ウィルがあまりにもナチュラルな若者なので、ぜんぜんウィル味がなくてむしろなんか普通に他の俳優さんっぽく思えちゃうけど、振り返れば彼が本当に25歳くらいの頃なんてこんなセンシティブな役どころやってなかったものね。そりゃ既視感がないはずだわ。

フッド ザ・ビギニング ★★★☆☆
もうとにかく何も考えずにライトな映画観たい時ってあるじゃないですかその時に観たんですけどぴったり過ぎてあーもー超楽しかったです(笑)。特におすすめもしませんけど(笑)。
原題はまんま『ロビンフッド』なんですね。邦題を決めた人はとても素晴らしいかと思います。

ターミネーター ニューフェイト ★★★★☆
ターミネーター3』について述べるならば、私は世間よりもずっと気に入っていたのかもしれないけれど(笑)。そしてたぶん『4』は観ていない気がする…記憶がない……。
あの世界線の違う続編があったから、今回の“新たなる続編”が生きてきたと思うのよね。最良の道は、きっと『2』での終幕だった気がするから。
しかしそれにしたって、62歳になって、しかもハリウッド女優としてはかなりしっかりとした皺をその顔に力強く刻んだリンダ・ハミルトンが、白髪にサングラスでミリタリージャケットを羽織って躊躇なくマシンガンをぶっ放すその様は。それはもう、誰よりも美しかったのです。人生の目標にするしかないのです。

サウンド・オブ・ミュージック ★★★★☆
たぶん15年ぶりくらいに観た……。そして冒頭の空撮からの、マリアが草原で歌い出した瞬間に泣いた……(え??)。
美しい映画だなぁと思いつつ、今観ると確かに昔の映画なんだなぁと思うところも多々ありました。それでもあまりにも時代を超える力を持っている。
子供の頃に観ていた時は、後半にいきなり世界情勢が迫ってくる印象だったんですが、いま改めて観ると、かなり序盤から歴史の不穏な影が物語を覆っているのですね。この作品ですら世界史を把握していないと訳分かんなくなるんだろーなぁと思うと、歴史ものが苦手という人の気持ちも当然やも…と感じるのです。私も『灰とダイヤモンド』は意味不明だったもんなぁ……。
それにしたって、マリアのウェディングドレス美しすぎた……。何あのレース、いまあんなの作れないんじゃないかしらってゆう。大昔に1回だけ海外旅行に出た際に訪れたんですよ、ザルツブルクのあの教会。まるで夢みたいな。

スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け ★★★★☆
もうね、映画として良いのか悪いのか分かんない!! 分かんないよ場面転換とか進行とか無茶苦茶だろこれのオンパレードなんだけど、そうでなきゃスター・ウォーズじゃないんだもん!! スター・ウォーズ全うした!! 私が!!!
……あー、こんなに喪失感が大きいとは思わなかった。終わっちゃったんだなぁ。切ない、切ないよ。デイジー・リドリーがレイやってくれて良かった、アダム・ドライバーがベンやってくれて良かった。惜しむらくはキャリー・フィッシャー。もし路半ばで倒れなければ、きっと他の作品でもう1度キャリアを積めたのじゃないかって思ってしまう。
本当の本当に色々あった、あまりにも巨大化した物語であったけれど、それは私の物語なんだと思える。10歳の時に出会ってから、はや四半世紀。一緒に年を重ねられて幸せでした。ありがとう、スカイウォーカーの物語。

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2019年映画の旅③

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2019年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

JAWSジョーズ ★★★★☆
22年ぶりくらいに観た……。
「サメが出る」という記憶しか残ってなかったんだけど、1回サメが出てきたシーンで本気でびくってなっちゃったの自分で自分にウケた(笑)。
サメ怖いからさぁ(怖いじゃん??)、観に行くかどうか迷ったんだけど、ジョン・ウィリアムズのあの音楽を映画館で聴く機会なんてもう廻ってこないだろうなぁという理由で足を運んだんですけど。
しかして、その後類似品が出回りまくった“サメ映画”の大古典にして金字塔は、圧倒的な人間ドラマにして海洋ロマンでした。「もしもCGがある時代に作ったら、間違いなく駄作になっていただろう」って、きっとそうなんでしょうね。バラバラだった3人が傷を見せ合い、あのインディアナポリス号のエピソードが語られた時に、この映画はただのパニック映画から絶対的に脱したのだろうなぁ。

E.T. ★★★★★
22年ぶりくらいに観た……(最近そんなんばっか)。
ああ、こんなに良い映画だったんだなぁって、本当に身に沁みて思いました。もう何か至る所で号泣したしE.T.との深い友情と兄弟愛に心打たれたし、今になると母親の気持ちもすごい分かって最後に笑ってくれてよかったなぁって。大人になってから観た方が、子供のころより感じ入られた気がします。今さら何を言うまでも無い作品ですが、本当に本当に良かった。ドリュー・バリモア演じる妹がE.T.と初対面した時に叫んじゃうシーンとか、劇場中が爆笑してて何度観ても笑えちゃうのすごい。
そして、全てをまとめ上げた(むしろそこに収束していったのかもだけども)ジョン・ウィリアムズの圧倒的音楽。あれが流れただけで反射的に泣ける……。音楽って素晴らしいものですね……。

ゴジラ キングオブモンスターズ ★★★★☆
洋ものゴジラ、初めて観たの…、だって、キングギドラモスララドンも出るからってゆうから…観た……ちょーアガった……(笑)。
当方、1954年作品『ゴジラ』から、平成VSシリーズ最終作『ゴジラVSデストロイア』までおそらく全て観ました。小学生くらいの時に。そんで、あれはもう3年くらい前ですか、『シン・ゴジラ』を観ました。もしも私がシンゴジしか観ていないタイプだったら絶対に違和感しか無かったんだろうけど…なんせそんな育てられ方をしたもので…もはやこれは……
三大怪獣 地球最大の決戦』!!!! ラドン付!!!!!!
ってゆーかさぁ!! ラドンの登場シーンがさぁ!!! ラドンでしかなくってさぁ!!! 「ラドンラドンラドン!!!」ってなったラドンでこんなにテンション上がると思わなくないキングギドラよりもアガったもん!!??
芹沢博士の時計の時刻は、日本人にしか分からないネタだったのかだけ知りたいんですけど他になんか意味あった……??

アラジン ★★★★★
ウィル・スミスはやっぱり破格の役者だった……。もうね、最初に言うべきことはそれだと思うの!! ウィル・スミスすごいウィル・スミスすごいよ!!!
最初にフツーのウィル・スミスが出てくるんだけど、あれって思うんだけど、や~、すんばらしかったですウィル・スミス。役者に関してはウィルが全てだよスター・ウォーズハリソン・フォード状態だよあれ……。
最近のディズニー映画では常にそうであるけれど、特に今回は舞台となっている地域がそうであるからなお一層、“世界中の女の子(特にそういった地域の)への強い応援”であったと思うの。そしてそれって、すごく意味のあることだと思うの。かつて自らが世界に流布させた古典的価値観の(それはそれで文化的に意味のあることだと思うし立派な歴史なのだけれど)物語を鮮やかに上書きしていくのはね、本当にすごいなって思います。

メン・イン・ブラック インターナショナル ★★★☆☆
たぶん私、途中観てないシリーズ作品がある気がする……。それこそ初代のウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの黄金コンビがやってた2作は観てるはずなんだけど。
安心して楽しめます、とってもライトでキュート。緊張感ないし(笑)。作品的にはそれ以上でもそれ以下でもないんだけど、テッサ・トンプソン可愛いなぁ~~。

世界の涯ての鼓動 ★★★★☆
TOHOシネマズのHPをポチポチ眺めてたら、都内のミニシアター系でしか公開してなくってノーマークだったんだけど、「あっれアリシア出てるじゃん!!!」って気付いちゃって、急遽観てまいりました。アリシア大好きおじさんなので…。
しかして今回はジェームズ・マカヴォイの存在感が光っておりました。そして主人公2人のあまりにも異質な世界軸が交わったことで、それぞれの抱える価値観があまりにもはっきりとした輪郭で突きつけられる。そしてそのもがき苦しむ世界の涯てで、「こんなもののために死んでたまるか」と最後の最後に走り出した男。
あぁ、今このシーンで、この光の中で終わってくれと、そう願っていたらエンドクレジットが流れ出したので。その波長が合ったのがとっても良かったです。私も、すべての障壁は歴史であると思うんだ。

ニュー・シネマ・パラダイス ★★★★★
初めて観ました。ずーっとずーっと観たかった。
で、予想通りなんかもう号泣に次ぐ号泣で、ほんとにエンドロールでいかに涙を拭えるかの勝負を繰り広げるあれ…隣の席で号泣してたおじさんも大変そうだったし……。そんな我々の姿は、新パラダイス座で誰も彼もが涙を流しながらスクリーンを見つめたあの画そのものであったら良いなと心の底から願うのです。
故に、今さら何も言うべきことはないです。老齢の母が告げた「本当の愛を」の言葉の後、映写機に映し出されたアルフレードの形見。涙が止まるわけなどなく。映画とは素晴らしいものだ。

命みじかし、恋せよ乙女 ★★★☆☆
オチはすんごいフツーだった(笑)。
いや、すんげぇ普通だったんだけど、全体的な余白がすごい好きでした。悪霊や幽霊やその他もろもろ出てくるけれど、映画そのものがそういった空気感でかなり捉えどころもなく、しかして張った伏線はあまりにも鮮やかに。物語そのものが幽玄の。樹木希林さんは言うまでもなくなんだけど、入月絢さんの雰囲気が素晴らしかったです。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド ★★★★☆
今まで観たどんなブラッド・ピットよりも、どんなレオナルド・ディカプリオよりも、この映画の中の2人は最高に魅力的だった。それはきっと役柄の生々しさが、彼らの存在に、ずーっとトップを走ってきたはずの彼らにとんでもなくフィットしていたからで、タランティーノ世界の無茶苦茶支離滅裂さの中で、めちゃくちゃにリアルだった。たぶんきっと、ハリウッドってこうゆうところなんだろうなって。いや知らんけど。でもきっと。
あぁこれは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のオマージュなんだろうなってシーンがちゃんと分かって良かったけど、当たり前だけどぜんぜん違う(笑)。

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2019年映画の旅②

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2019年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

アリータ:バトル・エンジェル ★★★★☆
あーもーヒューゴしっかりしろよ~~~!!? って思いながら観ていましたもので、あの2人の結末はあれで良かったんだと思っております(オイ)。
原作は読んだこと無いんですけど、そしてだいぶ改編が行われているようですけど、ああでも日本の漫画だなぁって感じたんですよねぇ。私自身も思えばいろんな設定で(趣味の範疇で)漫画を描いていたけれど、ここまで壮大なSFは大好物なのにあまりにもハードルが高すぎて終ぞ描き得なかったから、その絵巻を観ていられるのはとってもワクワクしますし幸せです。
それにしてもマハーシャラ・アリ、ああゆう役やってるの初めて観たんだけど、めっちゃくちゃにカッコ良いな…。あと、こないだの『ワンス・アポン~』で少女時代のヒロインの過ぎるほどに透明な美しさに吸い込まれたジェニファー・コネリーはやっぱし今なお素敵よね~。
原作でヒロインの名前が「ガリイ」で、英語圏ではあまりにも男性的過ぎると「アリタ」に変更されたというお話ですが、これを逆輸入する際に「アリタ」だとあまりに名字的過ぎるから(最初の速報は『アリタ:バトル・エンジェル』だったよね)きっと伸ばし棒入れて「アリータ」にしたんだろうなぁってゆう…どーでもいい話を添えまして。でも「アリータ」に変わったの観た時に、「あ。しっくり」って思ったので、アリータになって良かったよねアリータ(笑)。

グリーンブック ★★★★☆
巧くまとめ過ぎっちゃまとめ過ぎな印象もあるんだけど、あくまでもポップに寄って表現しようとしているのでとっても観易いですし分かり易いです。主演の2人がめっちゃめくちゃ魅力的ですし。
しかしまぁアメリカも根深いですよね。って最近特に思いますけど。思えば洋画を観始めた小学生のころには私はそんなこと一切気にせずに『ボディガード』観てたし、ウィル・スミス絶頂期だったし彼はやっぱり無類のスーパースターなわけで。だから小学生には最近のディズニー観せた方がやっぱりいいんじゃないかなって思ったの(笑)。

移動都市/モータル・エンジン ★★★★☆
いやー…すげーな(笑)。129分とは思えない(笑)。
あのね、あのね、『天空の城ラピュタ』と『ハウルの動く城』と『スター・ウォーズ』とその他いろんなものも足して足して足しまくって特に割って無い…みたいな(笑)。思いついた中2要素ぜんぶぶっ込んだ感もあり…大変に面白くございました(笑)。なんかもう語尾の全部に(笑)つけちゃうけど、やーーーあ、良いよ(笑)。
こっちもこっちで「あートムしっかりしろよ~~~」って思いながら観ておりましたが、2人のラストがああなって良かったです(笑)。てゆーかトム役の役者さん、ティーンエイジャー感がすごかったんだけど31歳とのことで大変にびっくりしております…。まじっすか……。
最近は真正面から人種問題に取り組むか、こうやって異人種混合世界を描き切るかの二極化時代ですよなぁ。どっちも描く意味は大いにあると思うんですけど、私は後者の描き方を採用したCLAMPに育てられたんだなぁってことも思い出す今日この頃ですのん。

女王陛下のお気に入り ★★★★☆
これ、本国ではコメディ扱いなのね…なるほど(笑)。想像よりはドロッドロじゃなくて安心しましたがたぶんきっとすごくドロドロです。レイチェル・ワイズエマ・ストーンも流石の美しさだったなぁ。けれども何よりオリヴィア・コールマンの怪演が圧巻。作中だともっと歳とって見えたけど、まだ45歳なんですね、凄み……。そして今調べたらレイチェルのが年上なんだね、懐かしのハムナプトラは往時劇場で観たものなぁ……。
しかしエマ演じるアビゲイルが言い放った「梅毒の男の相手をさせられる時に後悔しても遅い」って台詞に、そりゃあなりふり構わず死に物狂いにもなるわ…っていう圧倒的な説得力を感じましたね。私にとってはまったくもってコメディじゃなかったけど、引き込まれる面白さでした。

翔んで埼玉 ★★★★☆
やーーーあ、100%のコメディだったなぁ!!!(笑)
当方、千葉県出身・神奈川県在住・FM NACK5(埼玉のFM局)リスナー、東京で遊びまくる…という我ながら完璧な南関東ライフを送ってきたもので、もう! やばい!! 土着ネタぜんぶ分かるわ!!!(笑)  こないだ実家に帰ったら食卓にみそピー(落花生を使用した千葉の郷土おかず。めちゃくちゃ甘いけどあれはおかずです)が上ってて超テンション上がったもの……。
にしても冒頭で魔夜さんが登場した時はすごい感動したなぁ。相変わらずカッコ良くていらっしゃる……。そしてGackt二階堂ふみ嬢をはじめとしたキャストの布陣が完璧すぎた。最後の一手はもちろん竹中直人その人ですよ(笑)。
茶番すぎる茶番なんだけど、茶番すぎて爽快だし原作が少女漫画であるということがやはり少女漫画の無限の可能性の象徴だと思うのです。ただやっぱり、南関東以外の人が観てもぜんぜんピンとこないかもしれないけど(笑)。「私と一緒に行くか…所沢に」…ちょっと考えさせて下さい(笑)。

ブラック・クランズマン ★★★★☆
アメリカの闇。面白い、すっごい面白いからこそ更に深い。なんなんだろーねぇ、ほんとにねぇ……。『グリーンブック』にも今作の上映にも親子連れがいたけど、わかるけど、最初に『メリー・ポピンズ』とか観せて欲しいって思うよね(笑)。そうそう、冒頭に『風と共に去りぬ』の1シーンが出てきたから、やっぱりそこからも観てみよう? でもこの映画に連れてきてるくらいだから、たぶんもう観てるよねって思った(笑)。
それにしてもアダム・ドライバーはあっという間に良い役者さんになりましたですね。そんでもって主演のジョン・デヴィッド・ワシントン。デンゼル・ワシントンの息子氏なのね…!!
ああ、でもやっぱりね、「メイフラワーの名にかけて」って台詞とか、歴史を知らないとなんのこっちゃだから(そもそも人種差別の歴史を知らなければこの作品そのものが全く分からないのだ)、歴史は学んでおいて良かったなって思いました。

ハンターキラー 潜航せよ ★★★★☆
最高に! アタマ悪い!! ちょー面白かった\(^o^)/
最初の予告の段階では「観てみようかな~」くらいだったんだけど、その後“クーデターで軟禁されたロシア大統領をアメリカ軍が救出に向かう”という超絶頭悪い設定に心打たれて(???)観に行ったよね! あー面白かった!! ジェラルド・バトラーかっけぇなって思ったけど(初登場シーンが謎の狩猟なの笑った。すげーハリウッドっぽさ)、『ジオストーム』の人かぁ~~。
「潜水艦の中でそんなに騒いでていいの!??」って箇所が何回もあったんだけど、息を殺すところはちゃんと殺してたからたぶんいいんだろーね!(笑) 

未知との遭遇 ファイナル・カット版 ★★★☆☆
20年ぶりくらいに観た……。「こんなシーンあった…??」って思ったんだけど(巨大ジオラマ制作とか)、20年前に観たのはおそらくオリジナル版であったために実際に観てないんでそれは正解……。
ただ20年前に観てあんまりピンとこなかったんだけど。今回の劇場公開で12歳くらいの少年が終演後に一緒にいたお父さんに「あんまりよく分からなかった」って感想を言っていて「分かる、分かるよその気持ち…!!」って思ってたんですけど。そんでもって今回だってそんなにピンと来てはいないんだけど、初めて描きたかったものを少しは把握できたような気持ちです。この視点で異星人とのファーストコンタクトを描いた作品って後にも先にも無いよね。『E・T』はまたちょっと違うしね。
この作品の真髄は『未知との遭遇』というその邦題。原題『Close Encounters of the Third Kind』からのあまりにも象徴的にして見事としか言いようもない。“我々は独りではない”。

キングダム ★★★★☆
よよよよよ吉沢亮ちょーーーおカッコ良い……!!!
はー! 面白かったぁ!! 原作読んでないし、だいぶ端折ってるんだろうなぁと思うところもありつつ(でも原作で言う5巻くらいまでのお話なんですね)。しっかり作り込んであって見ごたえがあって良かったです。衣装とかちゃんとしてるとやっぱり説得力あります。
山崎賢人演じる信は超王道の主人公だし、本郷奏多の怪演凄まじき。加えて長澤まさみちょーカッコ良いな!! ほんと長澤さんはどんな役もやれるわね!! そんでもって大沢たかお! 化けたな~~素敵!!
しっかしやっぱし2役やった吉沢亮が果てしなく魅力的だった……。観てないけど『BLEACH』で石田雨竜やったんかちょー似合うな……以後チェックします……。

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2019年映画の旅①

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2019年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

日の名残り ★★★★☆
素晴らしい、の一言。そして確かに学生時代に観ていたとしたら何も感じることはできなかったかもしれなくて、私はしっかり年齢を重ねているんですね……。
てゆーかアンソニー・ホプキンスってこうゆう役もできるんだねってゆうか。

ホイットニー オールウェイズ・ラブ・ユー ★★★☆☆
ここ1ヶ月でエリック・クラプトンマリア・カラス、そしてホイットニー・ヒューストンと3本立て続けにドキュメンタリー映画を観て(いままで全くと言っていいほど観たこと無かった)、手法は完全に同じなんだなぁと思いましたし、でもたぶん結局それは実際の人生を描く最良の手段なんだろうなぁとも。
ホイットニー・ヒューストンにしても『ボディガード』くらいしか認識していなかったので、彼女の人生について知ることができて良かったです。人種問題は根深いね。

チャンス ★★★☆☆
超然。まさしくそれに尽きる。超然としている。
ラストシーンが恐ろしく美しくも、意味を求めると分からないところが多々あったので調べましたら、イエス・キリストのオマージュなんですね。色々引っかかる部分が多くて、ひとまず町山さんの解説動画を流しております。そして最後まで辿り着いた瞬間に「うわああああぁぁ!!!」って絶叫しました。さすがの町山さん解説すっげぇ……。映画が50倍くらい面白くなる……。

ナチス第三の男 ★★★★☆
ある意味、ありきたりっちゃありきたりな戦争映画だし、バックボーンの描き方はきっと不足しているんだろうなぁって思いもしたけれど、同時にやっぱり私はこうゆう戦争映画に強く惹かれもするんだよなぁって思いました。そして戦争映画を観るたびに、人はこんな場所(戦場)でも生き続けることができるという圧倒的な畏怖と、やはり戦争への恐怖です。戦火の中で、背後からの砲弾をかわそうと走り、遥か彼方の国境を目指し。

メリー・ポピンズ リターンズ ★★★★☆
ちょーハッピー!!!
私、なんと前作観てないんですけど、ぜんぜん意味分かんないんですけどメリー・ポピンズの登場シーンで号泣しました。ほんと謎だな!!? そしてうちの母(千葉の片田舎育ち&暮らし)は、中学生の頃に前作を新宿だか渋谷の映画館に観に行ったと言っていて時代! 歴史!! すごい!!! みたいな気持です……。
くるみ割り人形』に引き続きといいますか、衣装! 衣装が超絶素敵だなぁ~~!! メリー・ポピンズの衣装もバッチリ素敵にカッコよく、あとはジェーンのお洋服がカラフルで素晴らしかったなぁ~~。人種の件も時代考証とか無視しまくって(違和感はとても薄くなっています)、カラフルにハッピーに夢と希望を詰め込んで。やっぱりディズニーみたいなところがこうゆう表現をしていくことって、とっても大切なことなんだろうなぁって思いました。

ファースト・マン ★★★★★
“人類は月に降り立った”。言葉で理解していたその事実を、その事実のあまりの異様さを、まざまざと見せつけられた。いや、見せつけられたというのは適切ではないな。
IMAXだと上映前に“映画を観るか? 映画の一部になるか?”って出るじゃないですか。私、この作品で初めて、映画の一部になれた気がするのですよ。あの、月到達のミッション時、私は彼らと共にギリギリのところで月に降り立ち、あの圧倒的な闇の宇宙の下に広がる月の大地を踏みしめ、あまりにも遠く遥かな故郷の星を見上げたのだ。
ほんとにさぁ~…、すごい。すごいわ。あんなガラクタみたいな船で宇宙空間を移動して月まで行ったんだよ? その驚異を思い知らされました。これほんとすごい。あとほんと絶対IMAX観てまじこれ。

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ ★★★★★
4時間18分。美しく、儚い夢。
この上映時間を見た時、それはもう相当に身構えて劇場に足を運んだわけですが。確かに休憩時間以外にも1度トイレに立ちましたが(笑)。ああ、でもね、ぜんぜん長くなんて感じなかったのよ。
再びマックスに時刻を告げられた瞬間、全涙腺が決壊しました。
1人の人間の一生というのは、ここまで虚しく美しいものなのか。
むかしむかし、アメリカのあるところで・・・。

パルプ・フィクション ★★★★☆
こいつはむちゃくちゃだぜタランティーノ~~~(笑)。何なんだろうね、もうね、ほんとね、無謀としか言いようがないんだけどまーぁ憎めないよね(笑)。パルムドール獲って叫んだ観客の気持ちも分かるだよ。ほんとに危険すぎる紙一重の作品で、だからこそ熱狂的な支持も生まれるのだろうなぁ。

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2018年映画の旅④

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2018年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

エリック・クラプトン ~12小節の人生~ ★★★☆☆
観た時のコンディションがあんまり良くなくて(疲れてた)、あと私はドキュメンタリー映画・ノンフィクション映画というものを一切観慣れていなくて(TVのドキュメンタリー番組は観るけども)、なんとゆーか何とも言えないんですけど。クラプトンの名前はよく聞くけど、ぶっちゃけどーゆぅ経歴の人物なのかぜんぜん知らなくて、それをなぞれただけでも良かったです。
マーシャルの音が鳴った瞬間の高揚に、あぁやっぱり私はこの音が大好きなんだよなぁって思いました。

おとなの恋は、まわり道 ★★★☆☆
1,800円払って観る映画かって訊かれたら答はNOなんだけど(オイ)、でもとっても可愛らしくて良かったですよ(笑)。や、ほんとに。ずーっと「ヤマライオンって何だよ!!?」とは思ってました(笑)。そんなのいるの?(笑)

私は、マリア・カラス ★★★☆☆
オペラ歌手って、すごいねえぇぇ……。いや、こんなにも苛烈に喉を扱えばそりゃあ花の一生も短くなるでしょうよってゆーか……。アタクシ、もちろんオペラを生でなど観たこと無くって、まぁ映画だから生じゃないんだけど、それでも1人のソプラノ歌手の歌唱に集中して聴けた体験は凄まじかったし、オナシスってジャッキーと結婚した後もカラスと続いてたんだねすっごい男性であったことは間違いあるまいよ……(誠実不実はそこでは一切問題にならない)。
終演後に老齢のご婦人2人組(初め間違えて私の席に座っていらしたので移動して頂いた…)が「やっぱり素晴らしかったわねぇ…!!」って仰っておられて、この方々にはリアルタイムなんだぁと。

アリー/スター誕生 ★★★☆☆
レディー・ガガの素顔をまったく分かっていなかったので…(いつも衣装とかメイクとかすごいじゃないですか)、ああこういう御顔立ちでいらしたんだなぁと。
てゆーか、今これを書く段になって初めてリメイク作品だって知ったんですけど、つまりこのタイトルも脈々と受け継がれてきたものだって知ったんですけど……。鑑賞後の私の中の違和感は、おそらくはタイトルと内容の齟齬というか…それは私の感覚の問題なんですけどね。もしも違うタイトルが冠されていたのならば、もっと素直に観られていたのもかもしれないなぁと思うのです。
言葉の華々しさに気を取られてしまったけれど、でもたぶんあのラストシーンにこそ真のスターは生まれ落ちたんだろうなぁ。

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2018年映画の旅③

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2018年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ミッション:インポッシブル/フォール・アウト ★★★☆☆
すごいんだけど、映像すごいんだけど…!!! という気分ではあります!!
たぶん私が地上でアクションするよか、宇宙的SF・ファンタジー要素がある方が好きだからなんじゃろなって思いました! あと、私あんまりトム・クルーズにぐっとこないんだったトムごめん!! でも『3』の時くらいはめちゃめちゃカッコいいって思ってた気がするんだけど……時間経ったしね!!! でも今度『トップ・ガン』やるからそれは観てみようって思ってるけど、スケジュール合わなかったらトムごめん!! ひょー!!!

プラトーン ★★★★☆
今年は個人的にベトナム戦争の年になっています。ただし、『地獄の黙示録』は精鋭の特殊任務を追った作品だったのだけれど、こちらはベトナム戦争の基軸である密林での接近戦に挑む新兵。それはまさしく河惣益巳さんが『炎の月』で描いたベトナム戦争であって、私とベトナムのファーストコンタクトってあの漫画だったなぁと思い出しました。
あのあまりにも有名な、ポスターに使用されているシーンがスクリーンに映し出された瞬間は鳥肌(確かに私も「このポーズしてたの主人公じゃないんかーーーい!!!」とは全力で思った)。ウィレム・デフォー演じるエリアスは本当に魅力的だし、その光に対峙する闇として描かれたバーンズもベトナムの泥沼の中で生まれた必然的な存在感。そしてその2人の間で兵士として育っていかざるを得ない主人公テイラーも。
妙な言い方ですが、救いを求めなくていいという点で(結果として救いがもたらされた時の安堵は計り知れないわけですが)、私はとても戦争映画が好きなんだと思います。

トップ・ガン ★★★☆☆
スケジュール合ったよ、トム!! 『プラトーン』を観た後にこっちを観ると、もはや能天気さが凄いわけですが…!! 若い頃のトム・クルーズやっぱかっこいいね!!
30年ぶりの続編は観るかなどうだろうかな!??

灰とダイヤモンド ★★★☆☆
1958年ポーランド作品。噛みごたえ、それはもう本当に噛みごたえとしか。
映画を観てから解説とかその他諸々色々調べたのですが、確かにこれは予備知識がないとかなり厳しい。私も想像でなんとかした。まがいなりにも大学で西洋史専攻とした身で……。ただとっても安心したのが、映画関係者氏が「僕も分からない! 分からないから何回でも観るんだ!!」って熱弁してて。すごく励まされました。「この作品が名作とされるのは、時代背景が影響している。この時代にこれを作ったことが」。確かに私も観ながら「これ、共産体制下のポーランドでよく撮れたな…??」って思っていたので、なるほどー。
正直、上映中にオジサンの盛大なイビキが響き渡った時もあったし、「分かる! 分かるよその気持ち私も眠い!!」って思ったけど(笑)。でもやっぱり、追い詰められた主人公が悩める共産党幹部を殺害した瞬間の演出は、息を呑むほど美しい。そしてあのラストシーン。モノクロだからこその圧倒的な画面。

チューリップ・フィーバー ★★★☆☆
けっこうしんどかったオブザイヤーかもしれない…、アリシアの可愛さだけではカバーできなかった……(笑)。
てゆーか、主人公をソフィアに設定したのがそもそもの間違いで、マリアに焦点を絞った方が絶対に物語として勢いがあった気がするんだよなぁ。マリアというキャラクターのが圧倒的な生命力を持っていたし、あとはマリアの恋人のウィレム役のジャック・オコンネルがカッコ良すぎた。どう考えてもヒロインの不倫相手より魅力的だった。この映画が最強にもったいないのはそこなんだよなーーー!!! 各々のキャラ立ちはすっごい良かったから本当に。

バーバラと心の巨人 ★★★★★
それは、あるいはとてもよくある話なのかもしれない。いや、きっとよくある話なんだろう。ただ、それは本当に美しい、少女の人生奪還の物語だったんだ。
何か自分の過去を垣間見ることもあって、だばだば大泣きしてしまいました……。超大作ではないです。ストーリー展開も際立っているわけではないです。ただ、ひたすら丁寧に優しく寄り添って想像されたその物語の全てに、心打たれてやまないのです。良かったね、バーバラ。
(しっかし原題が『I KILL GIANTS』なのね。スクリーンに映し出された時びっくりしちゃった。でも確かにそれだけの強い意志に満ちてはいた)。

2001年宇宙の旅 ★★★★★
……映画鑑賞の記事のタイトルを改めてまじまじと見て頂きたいのですが……。その上で今からとんでもねーこと言い出しますが……。
おそらくあれは10歳くらいの時だったのだと思う。実家の畳敷きの6畳の居間、明るい昼間の時間帯、小さなブラウン管の画面。その状況で『2001年宇宙の旅』を観たことははっきり覚えている。思い返すことが叶うのは、ボーマン船長がスターゲイトを通過するあの延々と続く映像。のみ。もう、何も分からなかった。何でこんなにも分からないんだろうってくらいには底なしに分からなかった。
今回、公開半世紀(!!?)でIAMX上映という最強の環境で、私はそれを解き明かしたかったわけです。いくら10歳そこそこといえど、何故そんなにも分からなかったのか。その謎はすぐ解けました。これは…分からん!!!(笑)
いや、今観れば分かる。分かるってゆうか、今回は本当に当てられたってくらいにはくらっちゃって、この日はもう19時には倒れるように寝ちゃったよね……(???)。
あーもーすごい。すごかった。吐きそうになった本当。ヒトザルが空に骨片を放り投げて宇宙船が映し出された瞬間、HALが決断を下した瞬間、そしてそのHALの機能を切っていくあの流れから、遂に到達した木星モノリスにされるがままに意識の濁流に押し流されてボーマンが辿り着いた思念の部屋で年老い、再びモノリスが彼の前に現れたあの一瞬――映画館で、驚愕の声をあげかけた口元を押さえて足をバタバタさせざるを得なかったっす……。
50年前の作品とは思えないほどの映像の息を呑む美しさ。全編を彩る純粋な古典であるがゆえにあまりにも根源的な音楽が残す圧倒的な印象。今回の上映、本編上映前・休憩・上映後も完璧に再現してくれてるんですね。最初は「え? え??」って正直すっごい戸惑ったけど、いやぁぁぁぁ、有難かったです。『美しく青きドナウ』が流れたまんま客電が点いたから。もう、「はぁぁぁ~~~」って大きく息をつきましたあの時は。
そして50年前といえば、AI・HALの描写。2018年の今、見せつけられたそれの圧倒的なリアリティに戦慄を禁じ得ない。ボーマン以外の乗組員を殺害するシーンは、無音であるがために煽られる恐怖で満ち満ちている。プールが音も無く放り出されるあの宇宙の深淵の、闇。
もう今更私がどうこういう作品では無いですが(ぜんぶそーだけども)、やーーーすごかった。凄まじかった。その上で小説版もちゃんと読みたいなぁ。アーサー・C・クラークは短編がすごい読み易くて色々読んでいたのですが(とゆうか、私はSF小説は圧倒的に短編ばっかり読み漁っちゃう)、そのくせ『2001年宇宙の旅』の一連の作品群は全く手つかずだったので(あるいは10歳の頃の分からな過ぎた思い出が関係しているのかもしれないけれども)、このあと順次読んでいってみようと思います。それも楽しみ!!
これで映画関連記事のこの「○○年映画の旅」も堂々と掲げていくね!!(え?)

ボヘミアン・ラプソティー ★★★★★
「ラスト21分」。ぶっ通しのライブシーン。そこに至るまでの、バンドの物語。
……正直クイーンは全く通っていないのですが、バンドという存在に現状なお夢中になって人生を送っている我が心は揺さぶられっぱなしでした。あれだけのステージに立つためには、人間としてあれだけの力が必要なのだろうと改めて頭ブン殴られた次第。私も私の大好きなバンドの物語を精いっぱい読んでいきたい。だって彼らはまだ、私の目の前で歌ってくれているのだから。

くるみ割り人形と秘密の王国 ★★★★☆
チャイコフスキーのCDを引っ張り出してきて、とりあえずバレエ組曲くるみ割り人形』を聴きながらこれを書いておりますが……。もしもこれらの音楽が無かったらこの映画は成り立たなかったとも思うけれど、それにしたって観やすい映画でした。
てゆーかモーガン・フリーマンがびっくりするくらいちょびっとしか出てこなくてびっくりしたんですけど(語彙)、あああぁぁマッケンジー・フォイちょおおぉぉ可愛いなぁぁぁ……!!! そんでもって脇を固めるのがキーラ・ナイトレイにヘレン・ミランってむちゃくちゃ豪華じゃん……。
そして! お衣装が!! 最高に素敵でした!!! あの衣装を眺めるためにもう1回観たいくらい(いま1ヶ月映画フリーパス有効なのでホント観るかも)。現実世界でクララが着てるシフォンのラベンダー色のドレスからして激カワだし(ただしあれ1枚で雪原に出たら死ぬね!)、そのあと王宮でシュガー・プラムに着せ替えしてもらうあのドレスやばいですね。やばやばです。からの、あの軍服たまらん……。
モーガン・フリーマンもだけど、くるみ割り人形と、そしてバレリーナ・プリンセスにミスティ・コープランドをキャスティングしているところが話に聞いていた最近のディズニーだったし、すごいCLAMPぽさ感じました。伝わる人には伝わると思うんだけど…。
しかしこれを観て思ったのは、いかに普段は多大な労力を払い大変な物語を摂取しているかってことですよ……。

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