ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2018年映画の旅③

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2018年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ミッション:インポッシブル/フォール・アウト ★★★☆☆
すごいんだけど、映像すごいんだけど…!!! という気分ではあります!!
たぶん私が地上でアクションするよか、宇宙的SF・ファンタジー要素がある方が好きだからなんじゃろなって思いました! あと、私あんまりトム・クルーズにぐっとこないんだったトムごめん!! でも『3』の時くらいはめちゃめちゃカッコいいって思ってた気がするんだけど……時間経ったしね!!! でも今度『トップ・ガン』やるからそれは観てみようって思ってるけど、スケジュール合わなかったらトムごめん!! ひょー!!!

プラトーン ★★★★☆
今年は個人的にベトナム戦争の年になっています。ただし、『地獄の黙示録』は精鋭の特殊任務を追った作品だったのだけれど、こちらはベトナム戦争の基軸である密林での接近戦に挑む新兵。それはまさしく河惣益巳さんが『炎の月』で描いたベトナム戦争であって、私とベトナムのファーストコンタクトってあの漫画だったなぁと思い出しました。
あのあまりにも有名な、ポスターに使用されているシーンがスクリーンに映し出された瞬間は鳥肌(確かに私も「このポーズしてたの主人公じゃないんかーーーい!!!」とは全力で思った)。ウィレム・デフォー演じるエリアスは本当に魅力的だし、その光に対峙する闇として描かれたバーンズもベトナムの泥沼の中で生まれた必然的な存在感。そしてその2人の間で兵士として育っていかざるを得ない主人公テイラーも。
妙な言い方ですが、救いを求めなくていいという点で(結果として救いがもたらされた時の安堵は計り知れないわけですが)、私はとても戦争映画が好きなんだと思います。

トップ・ガン ★★★☆☆
スケジュール合ったよ、トム!! 『プラトーン』を観た後にこっちを観ると、もはや能天気さが凄いわけですが…!! 若い頃のトム・クルーズやっぱかっこいいね!!
30年ぶりの続編は観るかなどうだろうかな!??

灰とダイヤモンド ★★★☆☆
1958年ポーランド作品。噛みごたえ、それはもう本当に噛みごたえとしか。
映画を観てから解説とかその他諸々色々調べたのですが、確かにこれは予備知識がないとかなり厳しい。私も想像でなんとかした。まがいなりにも大学で西洋史専攻とした身で……。ただとっても安心したのが、映画関係者氏が「僕も分からない! 分からないから何回でも観るんだ!!」って熱弁してて。すごく励まされました。「この作品が名作とされるのは、時代背景が影響している。この時代にこれを作ったことが」。確かに私も観ながら「これ、共産体制下のポーランドでよく撮れたな…??」って思っていたので、なるほどー。
正直、上映中にオジサンの盛大なイビキが響き渡った時もあったし、「分かる! 分かるよその気持ち私も眠い!!」って思ったけど(笑)。でもやっぱり、追い詰められた主人公が悩める共産党幹部を殺害した瞬間の演出は、息を呑むほど美しい。そしてあのラストシーン。モノクロだからこその圧倒的な画面。

チューリップ・フィーバー ★★★☆☆
けっこうしんどかったオブザイヤーかもしれない…、アリシアの可愛さだけではカバーできなかった……(笑)。
てゆーか、主人公をソフィアに設定したのがそもそもの間違いで、マリアに焦点を絞った方が絶対に物語として勢いがあった気がするんだよなぁ。マリアというキャラクターのが圧倒的な生命力を持っていたし、あとはマリアの恋人のウィレム役のジャック・オコンネルがカッコ良すぎた。どう考えてもヒロインの不倫相手より魅力的だった。この映画が最強にもったいないのはそこなんだよなーーー!!! 各々のキャラ立ちはすっごい良かったから本当に。

バーバラと心の巨人 ★★★★★
それは、あるいはとてもよくある話なのかもしれない。いや、きっとよくある話なんだろう。ただ、それは本当に美しい、少女の人生奪還の物語だったんだ。
何か自分の過去を垣間見ることもあって、だばだば大泣きしてしまいました……。超大作ではないです。ストーリー展開も際立っているわけではないです。ただ、ひたすら丁寧に優しく寄り添って想像されたその物語の全てに、心打たれてやまないのです。良かったね、バーバラ。
(しっかし原題が『I KILL GIANTS』なのね。スクリーンに映し出された時びっくりしちゃった。でも確かにそれだけの強い意志に満ちてはいた)。

2001年宇宙の旅 ★★★★★
……映画鑑賞の記事のタイトルを改めてまじまじと見て頂きたいのですが……。その上で今からとんでもねーこと言い出しますが……。
おそらくあれは10歳くらいの時だったのだと思う。実家の畳敷きの6畳の居間、明るい昼間の時間帯、小さなブラウン管の画面。その状況で『2001年宇宙の旅』を観たことははっきり覚えている。思い返すことが叶うのは、ボーマン船長がスターゲイトを通過するあの延々と続く映像。のみ。もう、何も分からなかった。何でこんなにも分からないんだろうってくらいには底なしに分からなかった。
今回、公開半世紀(!!?)でIAMX上映という最強の環境で、私はそれを解き明かしたかったわけです。いくら10歳そこそこといえど、何故そんなにも分からなかったのか。その謎はすぐ解けました。これは…分からん!!!(笑)
いや、今観れば分かる。分かるってゆうか、今回は本当に当てられたってくらいにはくらっちゃって、この日はもう19時には倒れるように寝ちゃったよね……(???)。
あーもーすごい。すごかった。吐きそうになった本当。ヒトザルが空に骨片を放り投げて宇宙船が映し出された瞬間、HALが決断を下した瞬間、そしてそのHALの機能を切っていくあの流れから、遂に到達した木星モノリスにされるがままに意識の濁流に押し流されてボーマンが辿り着いた思念の部屋で年老い、再びモノリスが彼の前に現れたあの一瞬――映画館で、驚愕の声をあげかけた口元を押さえて足をバタバタさせざるを得なかったっす……。
50年前の作品とは思えないほどのCGの息を呑む美しさ。全編を彩る純粋な古典であるがゆえにあまりにも根源的な音楽が残す圧倒的な印象。今回の上映、本編上映前・休憩・上映後も完璧に再現してくれてるんですね。最初は「え? え??」って正直すっごい戸惑ったけど、いやぁぁぁぁ、有難かったです。『美しく青きドナウ』が流れたまんま客電が点いたから。もう、「はぁぁぁ~~~」って大きく息をつきましたあの時は。
そして50年前といえば、AI・HALの描写。2018年の今、見せつけられたそれの圧倒的なリアリティに戦慄を禁じ得ない。ボーマン以外の乗組員を殺害するシーンは、無音であるがために煽られる恐怖で満ち満ちている。プールが音も無く放り出されるあの宇宙の深淵の、闇。
もう今更私がどうこういう作品では無いですが(ぜんぶそーだけども)、やーーーすごかった。凄まじかった。その上で小説版もちゃんと読みたいなぁ。アーサー・C・クラークは短編がすごい読み易くて色々読んでいたのですが(とゆうか、私はSF小説は圧倒的に短編ばっかり読み漁っちゃう)、そのくせ『2001年宇宙の旅』の一連の作品群は全く手つかずだったので(あるいは10歳の頃の分からな過ぎた思い出が関係しているのかもしれないけれども)、このあと順次読んでいってみようと思います。それも楽しみ!!
これで映画関連記事のこの「○○年映画の旅」も堂々と掲げていくね!!(え?)

ボヘミアン・ラプソティー ★★★★★
「ラスト21分」。ぶっ通しのライブシーン。そこに至るまでの、バンドの物語。
……正直クイーンは全く通っていないのですが、バンドという存在に現状なお夢中になって人生を送っている我が心は揺さぶられっぱなしでした。あれだけのステージに立つためには、人間としてあれだけの力が必要なのだろうと改めて頭ブン殴られた次第。私も私の大好きなバンドの物語を精いっぱい読んでいきたい。だって彼らはまだ、私の目の前で歌ってくれているのだから。

くるみ割り人形と秘密の王国 ★★★★☆
チャイコフスキーのCDを引っ張り出してきて、とりあえずバレエ組曲くるみ割り人形』を聴きながらこれを書いておりますが……。もしもこれらの音楽が無かったらこの映画は成り立たなかったとも思うけれど、それにしたって観やすい映画でした。
てゆーかモーガン・フリーマンがびっくりするくらいちょびっとしか出てこなくてびっくりしたんですけど(語彙)、あああぁぁマッケンジー・フォイちょおおぉぉ可愛いなぁぁぁ……!!! そんでもって脇を固めるのがキーラ・ナイトレイにヘレン・ミランってむちゃくちゃ豪華じゃん……。
そして! お衣装が!! 最高に素敵でした!!! あの衣装を眺めるためにもう1回観たいくらい(いま1ヶ月映画フリーパス有効なのでホント観るかも)。現実世界でクララが着てるシフォンのラベンダー色のドレスからして激カワだし(ただしあれ1枚で雪原に出たら死ぬね!)、そのあと王宮でシュガー・プラムに着せ替えしてもらうあのドレスやばいですね。やばやばです。からの、あの軍服たまらん……。
モーガン・フリーマンもだけど、くるみ割り人形と、そしてバレリーナ・プリンセスにミスティ・コープランドをキャスティングしているところが話に聞いていた最近のディズニーだったし、すごいCLAMPぽさ感じました。伝わる人には伝わると思うんだけど…。
しかしこれを観て思ったのは、いかに普段は多大な労力を払い大変な物語を摂取しているかってことですよ……。

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2018年映画の旅②

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2018年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

レッド・スパロー
 ★★★★☆
好きです(笑)。
あ~~ジェレミー・アイアンズが素敵だな~~。てゆーか登場人物がみんな魅力的だったしゅごい……。あとやっぱり、金髪の魔力ってすごいなって思いました。もっとも「黒髪の多い南欧では金髪への憧憬が強く、金髪の多い北欧では黒髪への信仰がある」って話を小耳に挟んだことありますけども。
アトミック・ブロンド』よりも、ヒロインがイチから出発する分だけ寄り添って観られるよね。『女王の花』じゃなくて『暁のヨナ』みたいな(伝わらない)。

タイタニック ★★★★★
午前10時の映画祭9オープニング作品。1997年12月日本公開。
そう、私は、その時、リアルタイムで映画館で観たのだ。
絶対にコケると言われていた前評判も知っている。「でもこれは絶対に良い映画だ!」と確信に満ちた母親に連れられて。封切り直後のガラガラの劇場。当時12歳。ただ圧倒された思い出だけの、20年前。
その後、TVでも観ていない。なんとなく怖かったんだろうなぁ。20年経ってもう1度劇場に足を運ぶのも怖かったんだけど、32歳になって観たら何を思うんだろうって好奇心があり、意を決して劇場のシートに身を委ねてからの3時間。なんなら20世紀FOXのファンファーレで泣いた(バカ)。
でも本当に、最初の1シーンで涙が溢れてきたんだよね。ただそれって、20年前に観ていたからこそなんだよね。『フォースの覚醒』でソロ船長に再会した時の興奮と似ているのかもしれない。私の映画人生のひとつの象徴だったのかもしれないと、今になって思うのです。20年前にたった1度きり観た映画なんて、ほとんどだいたい忘れてるのよ。でもね。この映画だけははっきり覚えていたし、なんなら観ながらどんどん思い出してきて、「あぁぁラストカットってこうだったよね!??」って中盤でハッとしてその時点で号泣するし……。20年経って、私はこの映画の本当の偉大さを噛み締められたのだと思います。
だから、また20年経ったら観ようと思います。本当に、今回観られて良かったなぁ。映画そのものもだし、あとは私の人生として。そろそろ『プライベート・ライアン』とかももう1度観られる気がしている(あれも本当に大変な映画だった)。
どうでもいいんですが、作中のメイドさんの衣装を観て「森薫さんが解説してた通りの! この時代のメイドさんのお洋服だ!!!」って興奮したので、そういう意味合いでも自分が随分と年を取ったなと思いましたね……。

君の名前で僕を呼んで ★★★★☆
Call me by your name. なんて美しいタイトルなんでしょう、本当にね。
正直な話、こうゆうストーリーの…それは美しいストーリーなんですけど、ある種の普遍性があるじゃないですか。美しい少年と、美しい青年。ひと夏の、あの夏の日の、恋。
この映画を決定的に崇高な境地に至らしめたのは、エリオとオリヴァーそれぞれの役者さんの熱演もさることながら、紛れもなく少年エリオの両親の存在。震える声で迎えを頼む息子に、何も尋ねることなく車を出す母。そして、そんな息子が帰宅した時に、あんなにも美しい言葉をかける父ーー。
「多くの親は子供の感情が早く落ち着くのを願うだろう。けれど私はそは思わない。心を殺していくと、ひとは30歳までに多くの部分を削がれてしまう。そうすると、次に愛した相手に与えられるものが少なくなる」。
……ティモシー・シャラメ、果てしなく澄みきって美しかったです。アーミー・ハマーとのバランスも最強でした。『タイタニック』の2人もそうだけどさ、今この時しかない決定的な瞬間の輝きってやっぱりあって、それを結晶として残すことのできる映画って偉大ですね。
「両親は知ってた」「そうだと思っていた。僕を義理の息子のように扱ってくれたから」。

レディ・プレイヤー1 ★★★★★
超快作!!!!
あー、コレ、MX4DとかIMX3Dとかで観たら本当にすごいんだろうな~~酔うから観ないけど!!! “スピルバークから日本へのプレゼント”って、本当にね。悪役が使うのは絶対にゴジラじゃだめなんだよ、メカゴジラじゃあなきゃ。私、ガンダムほとんど通ってないけど、でも「俺は、ガンダムで行く」って日本語で言われたあの暁の胸の高鳴りを一体何に例えよう!!! ちなみに私も『シャイニング』は観てないよ! 理由はエイチと一緒でホラーだからだよ!!!
あーほんとちょー面白かった! それ以外に必要なことなんてなーんもないよって心底思わされたもの。『E・T』でスピルバークに魔法をかけてもらった私たちは、彼の魔法は本物だって知っていたはずなんだ。そして、ハリデーというキャラクターこそ、私たちの映画の夢の全てだと思ったんだ。

地獄の黙示録 ★★★★☆
戦場の狂気が、映画に乗り移った。結果、完成したのは異形の戦争映画。撮影に際して実際に森を焼き、牛を屠り、なんかもう人1人殺してても驚かない勢いの、画面。
主人公の大尉が、任務の前に街のホテルで過ごしている時はまるで廃人なのに、戦場に出たとたんにそこを地獄と呼びつつも研ぎ澄まされて、ある意味ではいちばんマトモになる。けれども辿り着いた結末は、そんな彼さえも混迷の底に引きずり込む、未知なる狂気。
てゆーかハリソン・フォード出てたの気付かなかったし、若かりしローレンス・フィッシュバーンが別人すぎて!!! とゆーところも興味深かったです。あとやっぱり、ロバート・デュバル演じるギルゴア中佐は圧倒的。でも何よりもマーティン・シーン、とっても素敵でした。

ファントム・スレッド ★★★★☆
みんな…毒キノコを……持ち出すんだな……。
優雅にして華麗。圧倒的なドレス。何の説明も無くとも、身に纏うことは誇りであり作品であるということを訴えかける。そこには何の疑問の余地も無い。最近、とても服飾に興味があるので、そこもすご~~~く素敵でした。突拍子もなく幸せなラブストーリーと共にね。

30年後の同窓会 ★★★★☆
ローレンス・フィッシュバーンベトナム退役兵の30年後を演じているというわけで、すさまじくタイムリーなタイミングで観られた気がします(別人すぎるけど!!!)。
回想シーンを一切用いないからこその、圧倒的な現実感。描かれるのは戦場ではなく、アメリカの街並み。住宅街。そして墓地。けれどそこに根を下ろして沁みついて離れない、戦争の暴力的な存在感。素晴らしかったです。

ハン・ソロスター・ウォーズストーリー ★★★★☆
果たして私はハリソン・フォードじゃないハン・ソロを受け入れられるのか…。とか思いつつポップコーン抱えて席についたので、お前すでに受け入れてるだろって感じだったのですが……。結果…ちょー楽しかった……(笑)。
オールデン・エアエンライクが、ちゃんとそれはもうすごく雑に丁寧にハン・ソロしてくれてた!! キャラクターとしてめちゃめちゃに強いんだなハン・ソロって実感!!(もちろんそれを確立させたハリソン・フォードの偉大さな!!)。
そんでもってキーラ役のエミリア・クラークが超別嬪さん。素敵。
しかして極めつけのキャラクターはL3だった。彼女は偉大。
今作のアメリカでの初動が鈍かったので(他の同シリーズ作品に比べては、という話だけれども)、今後のスピンオフ白紙ってニュースを見かけたのだけれど、今探したら出てこないんだけどけっきょくどーなったの…?? まぁ確かに数撃ち過ぎてるからこっちも追っかけるの大変だし、エピソード9の後まで私は追うのか追わないのか!? って感じではありますけども。でもやっぱり愛さずにはいられないシリーズなんだよなぁ~~~と実感。

スターリンの葬送狂騒曲 ★★★★☆
いやー…笑っちゃったわ(笑)。
恥ずかしながらこの辺の時代のことはほぼ知らなくて、後年フルシチョフが権力を握るってことしか分からずに観ていたのですが…(てゆーか、フルシチョフ役の役者さん、ちょープーチンに似てない…??)。観終わった後、いろいろ調べ回っちゃったから偉大…。
誰がどういう肩書きで何の人なの!? って冒頭に混乱してたら、スターリンが倒れた直後に部屋に駆け込む際にスローモーションになって、バーンって登場と同時に肩書と名前を画面に出してくれたのすげぇ凄かった(語彙)。集大成は遅れたやってきた男・元帥ジューコフな!!
あー、それにしても勉強になりました。でもホントに笑っちゃったから怖い。

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2018年映画の旅①

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2018年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ペーパー・ムーン
 ★★★☆☆
テイタム・オニールに脱帽。
去年『グロリア』観た時は「子供~~~」って思いながら観てたけど、いやぁこれは真逆でした。すごい。

ジオストーム ★★★★☆
あっはっはっはっは!!! ちょー面白かった(笑)。あー、コレコレ! って感じ(笑)。
ほんとにテンプレ通りだからぜんぜん心配しないで観られるし、でもアビー・コーニッシュ演じるシークレットサービスのお姉さん最高でした(笑)。
…あのね、エド・ハリスが出てるんだけどね、あー超歳とったなぁって思ってね……。『ブレードランナー』のハリソン・フォードにも思ったんだけどね。つまりは私も歳とっただけの話なんですけどね。な~~~!! とにかくただひたすら面白かったです。ハイ。

ダークタワー ★★★☆☆
なが~~~い原作をきゅっとまとめた結果、ものすご~~~い説明不足で、まぁ分かる! 分かるんだよ大して考えなくても分かるってゆうか細かいことを気にしなければ一切問題はないし、あの「大人の男と少年」ってコンビの普遍性です。それです。

ロング,ロングバケーション ★★★☆☆
最後、そーなるのかぁ~~まぁそうっちゃそうなんですけどもね。うーん。終活ってむつかしいですね!! 私、超長生きの家系なんだけど、だからあと60年くらい生きるんじゃないかって思ってて(え?)、そうするともう何でもできる気がしちゃうんだよなぁ~~。がんばって生きます……。

グレイテスト・ショーマン ★★★★☆
最初ちょっとあまりにあんまりにも直球勝負過ぎやしないかとヒヤヒヤしたんですけど、まぁクライマックスに見せつけられたのは王道の圧倒的強さでした。
でも下層から、上流に見下されながらのし上がってきたバーナムの気持ちはすごい分かるんだよね。だからこそメンバーも彼を見捨てなかったわけだろうし。そう、けっきょく同じ人々だったのだろうね。
ただひとつ思ったのが、あの時代のバレエは未だ不動の芸術ではなく、下層の少女たちがのし上がっていくための手段ではあったんだよねってゆう。

ビッグ・シック ★★★★☆
エミリーの母親役のホリー・ハンターがめっちゃくっちゃチャーミングだったなぁ…。
人は、自分の出身地を離れた方が、アイデンティティーを守るためにより保守的になるそうです。ということを歴史の本で読んだのですが、2世代目になるとそんなことって本当にどうでも良くて。だって、時は21世紀なんだら。
素敵な素敵な佳作。それにしてもアメリカのスタンドアップコメディーってちょー分からないな!!(笑)

シェイプ・オブ・ウォーター ★★★★☆
大人のおとぎ話。
41歳のサリー・ホーキンスが、自慰をしようが何をしようが最後の最後まで無垢の少女のようで、それだけで全てが奇跡みたいでした。

The Beguiled/ビガイルド~欲望の目覚め~ ★★★★☆
女たちも女たちだったが、男も男だったぜ…というお話。男がどこまで意図的だったのか(男って呼んでてごめんだよ)、それがちょっとよく分からないんだけど。まぁ男としては戦場を抜け出して得た楽園を離れがたかったのも良く分かるし、そこにいろんな年代の女しかいないってなっちゃあまぁそうなりますよね!! だからこそのこの物語だし、最後に女たちが下した結論には「うん、それが良いと思うな!!」って気分でした(笑)。
粒ぞろいの女優陣がやばいやばい。てゆーかエル・ファニング素敵になってきたねイイネ~~。

トゥームレイダー ファーストミッション ★★★☆☆
アリシア大好きおじさんなので観に行っちゃうよね! てゆーかアリシア、出会いが『リリーのすべて』だったから、なんかたぶんいちばん老成した役どころから入っちゃったんだけど(あと、コスチュームプレイ多いよね)、今回のララはホントに大学生っぽさ満載で新鮮でしたし! 鍛えた肉体のスレンダーな美しさったら!! ああなりたい!!! じゃあとりあえず走れよ!!!
ストーリーとしましては脈々と受け継がれる由緒正しい冒険活劇で、目新しいことは一切なかったんだけど。てゆーか「卑弥呼かよ!!」ってぜったいみんな思ったよね(笑)。でもちゃんとお金をかけて作ってあるので大丈夫ですよ!! あと、台詞で「卑弥呼」って言ってても、字幕では一貫して「女王」とのみ表記していたのが良いお仕事でした。
つまり、アリシアが可愛かったです!!! そら泣きたくもなるわってところでちゃんと涙目になるのが良かったな~~。

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2017年映画の旅 番外編

もう、自室で映画を1本観る気力なんて無いと思ってた。
無いと思ってたんですが、「これ、映画館で観る機会なんて無いんじゃ~~?? てゆーことは永遠に観る機会無いんじゃ~~???」ってゆう2作品。母のオススメの2作品を実家からDVDを借りてきて観るという、何とも言えない方法で観ました。

水仙 ★★★★☆
かつて学生時代に、週6で映画館に入り浸っていた母。そんな母に訊いてみた、「いちばん好きな映画は何ですか?」。少しの沈黙の後、母は答えました、「『黒水仙』」と。
1946年イギリス映画、総天然色。主演は、清廉なる若き日のデボラ・カー。てゆーか、母が「私ね、デボラ・カーがすごい好きだったの。だから『王様と私』とか『グレン・ミラー物語』とか…」……初耳です。しかし、映画を観た私は驚愕するわけです。そこには、私の知っている限りでの母の趣味がこれでもかと詰め込まれておりました。これね、うちの母です(笑)。何がどうって言われても困るんだけど、とにかくこれは私の母なんです(笑)。
あの、たっぷりとした染色のされていない衣地の修道服が揺れる、世界観。異国での小さな集団、文化の違い、思い出される失われた愛、やがて訪なう必然的な崩壊。

哀愁 ★★★★☆
で、『黒水仙』の話は母からたびたび聞いていたので借りて行こうとすると、「これも素敵よ」と言ってきたのがこちら。『風と共に去りぬ』以外の、スカーレット・オハラじゃないヴィヴィアン・リーは初めて観ました。
この時代の女の報われなさの全て。マイラもだけど、彼女と運命を共にする道を選ぶ親友キティも。今の時代じゃこのストーリーは誰も書かないだろうなぁ。原題は『ワーテルロー橋』⇒邦題『哀愁』。まさに、哀愁。

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2017年映画の旅④

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2017年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

昼下りの情事 ★★★★☆
17年ぶり(推定)に観たんですけど! こんなに面白かったんだ!!!
…ってゆう(笑)。や、もうホントに面白かったです。中学生の頃に観た時は絶対にこんなに笑ってないもん(笑)。ただねー、ゲイリー・クーパー演じるフラナガン氏がおじさん通り越しておじいちゃん味がすごくて。もっと色っぽい女優さん相手ならこの歳の差もいいんだけど、オードリーの少女感を相手にするとほんとにもうおじいちゃんだよね(笑)。モーリス・シュヴァリエ演じるお父さんがべらぼうに素敵でした。いやぁ、ほんとに面白かった(笑)。

おしゃれ泥棒 ★★★★☆
こちらは初見。この頃になると流石にオードリーもオトナなエレガントさ。で! こっちのカップルは超イイ!! ピーター・オトゥールとの組み合わせがとってもバランス取れてる!!(ただし、コメディとしては『昼下りの情事』がよく出来過ぎてるくらいなので) ぜんぜん内容知らなくて、ファッションの話かと思ってたら本当に泥棒する話でちょっと笑ってしまった(笑)。や、相も変わらずオードリーのファッションはえげつないんだけど(笑)。

エル ELLE ★★★★☆
この映画は…圧倒的に異質だ……。向かう先の見えない異様なストーリーを支える、美貌のイザベル・ユペール(64歳!!!)の圧巻の演技。迫真とはまさに。得体の知れない大きなものがひたすらうごめく。訳が分からない。ただ、とにかく魅せる。すっかり呑みこまれて、観切った。そんな異形の1作。

ダンケルク ★★★★☆
極限までシンプルに。説明も、台詞も排除して。海岸と海の1日。空の1時間。
空。IMAXの画面いっぱいに映された、あの美しい空。川原由美子さんの『ななめの音楽』という、第2次大戦中の夜間空戦を題材にした漫画があるのですが、その作品とリンクして、あぁ、つまりはこういうことだったのだって思い知りました。
燃料を絶やしながらも敵機を撃墜したスピットファイアパイロットが、翼を風に任せてドイツ占領下の浜辺に静かに着陸する。彼も含め登場人物たちは、決定的な台詞を口にすることは無く、その佇まいだけが雄弁である。だから代わりにここに引用するのは、『ななめの音楽』からの台詞である。
  ――ただ私は怒っているのよ。
    過ちをそのままに、空は今でも戦場なのだもの。

アトミック・ブロンド ★★★★☆
ソフィア・ブテラちょーーーお可愛かった!!! やーもー、シャーリーズ・セロンは有無を言わさずカッコいいんだけど! あ、でもセロンも前髪あるからちょっと可愛い感じで良いよね! あとこれは『フリーファイヤー』の時も思ったんだけど、クセのあるおっさん以外の男性陣の見分けが年々つかなくなってきてるんだけど、これは私の年齢のせいかな!? 鞄ひとつでベルリン入りしたはずのブロートンの衣装とっかえひっかえそんなに鞄に入らないでしょ!? も素敵でした!!

ブレードランナー2049 ★★★★☆
アナ・デ・アルマスちょーーーお可愛かった!!! やーもー、ハリソン・フォードぜんぜん出てこなかったね(笑)!! しかし良い物語でした。切ない、切ないね。ステリンのあの圧倒的な感受性の強さの描き方、素晴らしいなと思いました。

グロリア ★★★☆☆
鞄ひとつで衣装とっかえひっかえ…!!
しかし渋い。そりゃあもう渋い。現代の技術と演出とお金を投じた『アトミック・ブロンド』なんかに比べるとひたすら地味なんだけど(やってることは派手なんだけど)、この時代にこの激シブ中年女性ガンアクションを撮ったってゆうのはやっぱし凄い。もちろんかっちょいい。しかしガキがな~~~(笑)。憎たらしいのは良いんだけど、キャラがぶれてるように感じたのさ~~~(笑)。やはり、キャラ設定というのは大事でありますな!!
しっかしまぁ、ジーナ・ローランズの噛みごたえのある存在感にひたすら脱帽です。

オリエント急行殺人事件 ★★★★☆
原作は読んだことないし、旧作も観たことないしという、無知の風呂敷広げたような状態で観ましたのでね、それはもうハラハラドキドキしました\(^o^)/ 本当にね、種明かし知らなかったんです。だから、「あれ? これはもしかしてもしかすると…あー!!!」ってやってました(笑)。
いや~~封切り前に「スタイリッシュに蘇る」みたいなコピー見かけましたけどね、本当にまぁ舞台仕立ての如くにスタイリッシュでしたね。カッコ良い!!

スター・ウォーズ エピソード8 最後のジェダイ ★★★★☆
ルーク回でした。そして、図らずもレイア回にもならざるを得なかった。そんな、シリーズ中間地点。
ジョージ・ルーカスにとっての旧3部作って、ぜったい「黒歴史」だったと思うんです(笑)。黒歴史を払拭するために、もっと凝った設定を、もっと特殊な技術をって追い求めたのが新3部作だと思うのです。そして今回、「ごめんなルーカス! 俺たちは黒歴史が好きなんだよ!!」って感じです(笑)。笑けるほどスター・ウォーズ道を突っ走ってくれます。「こんな荒唐無稽でいいの!?」って方は、旧3部作を観返して欲しいなぁとささやかながら思います。冷静に考えたら酷いもん、アレ(笑)。
レイアに関しては、当初の構想ではきっと次回も出演する予定だったんじゃないかなぁと勝手に思います。けれど、キャリー・フィッシャーの逝去に伴い、物語は本当に新世代へと受け継がれた。ルークはジェダイなので、またあのアレで出てきてくれるんじゃあないかなぁと期待はしていますが。何より、マーク・ハミルは生きているのだから。あとほんとね、ヨーダがパペットで良かったよねってすごい思った(笑)。
……ルークとレイアが、差し込む淡い光を背景に向かい合って腰を下ろした瞬間、映像にエフェクトなんてかけていないと思うんだけど、あの当時の2人の、あの姿が見えたんです。もう本当に、なんてことだろうね。すごいね。あとね、その時だけね、ルークの衣装が黒だったんだよね。エピソード6へのオマージュだね。
このままいくらでもとりとめないこと書けるんだけどさ、ルーク・スカイウォーカーマーク・ハミルにしか演じられない人生であり、プリンセス・レイア・オーガナはキャリー・フィッシャーなくしては存在しないアイコンだったんだなってしみじみと思った1作でした。キャリー・フィッシャーのご冥福をお祈りします。

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2017年映画の旅③

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2017年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

インセプション ★★★★☆
いや~~~、ものすっごい情報量でしたわ。新作閑散期に割安でIMAXリバイバル上映観れたのですごーい良かった。公開当時はまだ映画活動してなかったものでな…。でももっと最近にTVCMとか観た気がしてたけど、2010年作品なんですね。7年前かぁ。
しかしまぁあれですよ、マリオン・コティヤールですよ。何で観ても彼女のファム・ファタルっぷりは神がかっておりますな…。あの深い瞳はどーなっているの……。

リヴォルト ★★★☆☆
私にもそういう時期がありました。自分で物語を創っていた頃、〝敢えて明確な意図や正体の無い敵を登場させる、なぜなら敵の正体は大した問題ではなくてそれを通して描きたいことが別にあるからだ〟――それってちょー感情移入しにくい表現だったんですね納得ぅぅぅ!!!(推定7年越し/主人公が記憶喪失なのが事態を更に助長させてる気もする)
…敵さんのデザインが秀逸で(蜘蛛みたいなのは『マトリックス』っぽかったけど)、でも母船ちっちゃいなとか(『インデペンデンス・デイ』がでかすぎた)。「医者にしては銃の扱いが上手い」のはホントにただ軍医だったからなのかとか。あぁでもベレニス・マルローの低くて美しい声が印象的でした。インディペンデント感がぬぐえないのは映像技術とか演出とかそんなんじゃなくて、世界が危機に瀕してると言葉では言うけど舞台がワールドワイドじゃないというストーリーに起因していて(通信網が途絶えてる設定なので仕方ないんだけど)、なんかそーゆーの学ぶところが多かったです(笑)。やー、やりたいことは身に沁みてちょー分かるんだけど!!!(笑)

ハクソー・リッジ ★★★★☆
ヨーロッパ方面が舞台かと思ってたら、沖縄地上戦の話だったんですね。my 無知…。
アンドリュー・ガーフィールドに関しては世間的にはスパイダーマンの役者さんなんでしょうが、私はおそらくはこないだの『沈黙 サイレンス』で初見なので、その時は随分と老成してしまった若者な印象でしたけど、今回は最後まで青臭さくて強く逞しく生きてて素晴らしかったです。てゆーかドロシー役のテリーサ・パーマーめっちゃめちゃ美人さんね!! あとはもう、とーちゃん。とーちゃん(ヒューゴ・ウィーヴィング)な。先の大戦の悲劇を身にまとい引き継いでしまった人。
〝『プライベート・ライアン』を超える戦闘シーン〟って評があったけど、20年経てなお戦争映画の金字塔として技術・演出面で引き合いに出される『プライベート・ライアン』の凄まじさ。本作の迫真の戦闘シーンは本当に凄惨でこうあるべきであり、けれども1箇所での戦闘に絞ったストーリーなので割と観やすいと思います。『プライベート・ライアン』はねぇ、長い旅路だったからねぇ…。あれは私、たぶん中学生の頃に観てるんだけど、今回『ハクソー・リッジ』を観て敢えてもう1回観たいなとも思いました。あと、秋に『ダンケルク』ね。

パイレーツ・オブ・カリビアン 最後の海賊 ★★★★☆
ジャック・スパロウってこんなにも活躍しなくて良かったんだっけ?? って思いました(笑)。え? 良かったの???(笑)
…パイレーツシリーズは、確か1作目TVで観て、2は観てなくて(断片的に観たかも)、3はTVで観て、4は映画館で観たけど今となっては一切思い出せなくて、で今作(無茶苦茶)。
もーね、オーランド・ブルームは今でもやっぱりカッコいいですね! ほっとんど登場しなかったけどね!! ジョニー・デップは今となっちゃもうよく分かりませんトリックスターばっかり演じるから(笑)。
3はちゃんと観てたからくるものありましたねぇ。しかし更に続き作る気なのだろーか? エンドクレジットの最後の最後までちゃんと観てね。いや、むしろ観なくてもいいのかもしんないな(笑)。

ディストピア パンドラの少女 ★★★☆☆
ゾンビものは! 当分観ません!! やっぱりゾンビ嫌い!!! だってちょー怖いんだもん!!!!(笑)
とゆーわけで映画におけるゾンビについて調べてみたのですが、1932年の『恐怖城』が最初とされつつもこの時点では人を襲い肉を食らう設定は無かったそーな。その後も多数のゾンビ映画が製作されるも、現在のゾンビのイメージを決定づけたのは1968年の『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』だそうで…詳しくはウィキペディアで調べてね(笑)。
もーホント『バイオハザード』とかマジもう勘弁して!! って感じだし(どうでもいいですけど、あの終末世界にあってアリスのお化粧がいつもバッチリですごいなって…)、じゃあ何で観たんだよって話だけど、こんなにガチゾンビだと思わなかったんだもん!!(笑) ゾンビ怖いやだ!!!(笑) 去年観た『傲慢と偏見とゾンビ』は半ばコメディだったし、綺麗な女の子いっぱい出てきたしで、あれはね、大丈夫だったんだよ(笑)。

ボンジュール、アン ★★★☆☆
久しぶりに見ましたわ、〝翻訳:戸田奈津子〟。なんてこちゃない映画なんだけど、妙に芳醇な気持になれます。男性陣には全然心惹かれないけど(たぶん、観客がそう思うように誘導する多少の意図がある気がする)、ダイアン・レイン演じるアンが魅力的。とゆーか、最後のワンシーンに見せるあの表情。「あ、終わる? これで終わるんだね?? 終わったーーー!!!」みたいな(笑)。伝わらん(笑)。
フランス人がまじフランス人でフランス人だった(笑)。

ローマの休日 ★★★★☆
オードリーほっそ!!! オードリーほっそい!!!!
…って思いながら観てました(笑)。実に17年ぶりくらいに観た気がするローマの休日。当時の記憶は殆ど最後の会見のシーンだけしか残ってなかったんだけど、あの「どの場所もそれぞれに…ローマ! ローマです!!」って叫ぶ、あれね。観ればぜんぶ思い出す。“生まれながらの王女”って役柄だからこその、惜しげも無く高貴さを前に出すオードリーの気品(それを出せる彼女の偉大さ)。
60年前の映画観て、2017年の劇場内が笑いに包まれてるのってホントすごいよね。ほとんど満席でした。完璧なお伽噺。

少女ファニーと運命の旅 ★★★★☆
ファニーを演じるレオニー・スーショーの、泣きたいのをこらえ続けるあの表情。あんな、あんな表情。エリーを失った時に最初に見せる、到底演技とは思えない、誰もが身の内に覚えのあるあの迫真の。自らの足で走り続けた少年少女たち。そんな彼らを命がけで守ろうとした大人たち。圧倒的な悪意の森を抜けだし、国境へと駆ける彼らの姿が目に焼き付いて離れない。
時に。割と近所のミニシアターでも上映があったのですが、まぁそこの近くに行く用事も他にあったので日比谷のTOHOシネマズまで観に行きました。街の小さな映画館を応援したい気持ちもあるけれど、やっぱり大手チェーンは設備が良いよね…。同じ映画なら、やっぱり椅子も音響も良いところで観たいなってなってしまう。

ベイビー・ドライバー ★★★★☆
ゲッタウェイ』のようにはいかないのが2017年の良心なんだろうなぁ~って思いました。主人公のアンセル・エルゴート、ティーンエイジャーみたいに見えるけど、そうじゃないのね。麗しのリリー・ジェームズもティーンエイジャーみたいに見えるけど、もちろんそうじゃないね(ダーリン役のエイザ・ゴンザレスのが年下なのね)。
もうね、ケヴィン・スペイシー演じるドクと、CJ・ジョーンズ(情報がぜんぜん無い)演じるジョセフの印象がすんばらしかったです。とりあえず、観終わった後に勢いで5kmの家路を音楽(ハンガリーのバンド)聴きながら帰りましたね。ちょー疲れた(笑)。

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2017年映画の旅②

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2017年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

LION/ライオン~25年目のただいま~ ★★★★☆
ニコール・キッドマンの。彼女の存在に。もう、ひたすら、凄まじかったです。あの圧倒的な雰囲気。世界とは、歪なパーツの集合体である。

パッセンジャー ★★★★☆
私もさ、思ってたよ。予告編観てね、「美女と2人きりなんて運の良い奴だ」…って。
……違った\(^o^)/ 運じゃなかったスゴイ!!! もうね、その瞬間にすっごい納得しちゃって!! あーすごく良いって思っちゃいました(笑)。いやね、人でなしなんだけどね、けっきょくは起きなかったら何も知らないまま死んじゃってたわけだしね!??
てゆーか、当たり前なんだけど、登場人物が超少なかったけど、主人公2人を支える彼らがとても味わい深くて良かった。ロボットバーテンのアーサーには、スクラップになるその日まで彼らの物語を語って欲しいと、そう思うよ。
それにしても久々に宇宙もの観て、しょっぱなスクリーンいっぱいに宇宙船の画が映し出された時に、「やっぱり映画ってこうでなきゃ!!」って思いました。

ライフ・イズ・ビューティフル ★★★★☆
ラストの5秒で涙腺決壊しました。もう、他に言うべきことは無いです。緻密な計算の積み重ねのような物語がその最後に辿り着いた、理屈抜きに涙溢れる、あのセリフ。
確かにもうあざとさしかない物語なのかも知れないけど、午前10時の映画祭の事務局オフタイムで言っていた、「どストレートに〝これを撮るんだ!!〟という気骨がある」という、たぶんその気持ちが全てを完成させている。

ムーンライト ★★★★☆
観る前は「しんどいかもな~、しんどかったオブザイヤーになりかねないかもな~~」と、かなりドキドキしましたが…。で、観る人によっては確かに相当にしんどかったオブザイヤーに名を連ねかねないという印象もまた事実なのですが…。
各々の演技を観ているだけでただただ感動いたしました。マハーシャラ・アリに関しては、もうスクリーンに現れたその一瞬に「あ、なんかもう凄い。これは凄い」という、有無を言わさぬ説得力の固まりでした。ここまで個々人の演技が際立って切々と輝くなんて。圧巻。

裏窓 ★★★★☆
もーねー! リズよ、じっとしていたまえ!! …って感じでしたけども、もはやこの映画の見所はグレース・ケリー演じるリズが主人公の部屋を訪れるたびに違ったものを身につけているその衣装です!!!(断言) かつて青春時代を週6で映画館で過ごした私の母は言いました、「衣装ばっか観てた」。わーかーるー!!! そりゃあこんなん見せられちゃ衣装ばっか食い入るように観るわ(笑)。古き良き時代の着道楽って、本当にこう…芸術ですね。まぁ映画ですから、惜しみなく素敵な衣装を用意しているわけでしょうけれど。それにしたって!
ラストシーンはウィットが効きまくっていて、グレースの着ているバレンシアレッドのシャツも印象的に、にやっと笑ってしまいましたが。その前。事件の最終局面。あれが「え? で、やったの? やってなかったの!??」って混乱いたしまして。劇場を出る際に前を歩いていた老夫婦でもそのような会話がなされていたので、手掛かりを求めて聞き耳をたてたのですが(オイ)分からずじまいで。で、いまちょろっと検索で他人の見解を見てみたりもしたのですがやっぱり分からずじまいなので、こうゆうことはグレーにしておこう!! と思いました(笑)。やってる証拠なんてなーんも無いよね?(笑)
後半はもうハラハラドキドキで手に汗握るでしたが、前半は小さい笑いが各所にちりばめられていて、劇場内で笑いが漏れる場面が何度かあって、あーこうゆう雰囲気すっごい好き! って思いました。

フリー・ファイヤー ★★★★☆
冒頭の制作者からのメッセージを読んだ瞬間こそ「お、おぅ・・・」とうろたえましたが(笑)。登場人物そこそこ多くて、しかも割と似たような顔があって(笑)、「え? この人はどっちの一派なの!??」って多々なりましたが、そんな細かいことは本当はどーでもよいのです(笑)。密室でただひたすら、最終的には何かもうむかつくからってだけの理由で撃ちまくる。この映画に関しては、ただそれだけでいいのです! いやマジで!!
あと、月曜日の仕事帰りで観に行ったんですけど、曜日の割にお客さん入ってたけど自分も含めて全員1人で来てて、なんかもーすごいやる気ないけどある意味本気みたいな何とも言えない空気感で良かったです(笑)。作品とも相まってね(笑)。

アンタッチャブル ★★★★★
中盤からむせび泣き続けて、このまんま外に出られないよと思ってエンドロールの最中にずーっと涙をぬぐっていました!! 男には男の世界がある、そんな映画です。そしてこれこそがハードボイルド。観る前はショーン・コネリーに釘付けだろうなぁって思っていましたが、蓋を開けてみたら若き日のケヴィン・コスナーがめっちゃめちゃ素敵でした。

メッセージ ★★★★☆
難解な含みを持たせたラストの解釈、エンドロールの最中も迷い続けていましたが、劇場から一歩出た瞬間にハッと理解できたような気がして、とても足取りも軽く帰路につきました。観る前はカール・セーガン原作でジョディ・フォスターが主演した『コンタクト』を彷彿とさせるなって思っていたんですけど、まぁ割と傾向は似てると思いますが。やっぱり、SFってすごい。SF小説ってすごい。人類の想像力。そして、〝想像できることは実現できる〟のでしょう。

光をくれた人 ★★★★★
アリシア・ヴィキャンデルレイチェル・ワイズという、完全にキャストにつられて観たのですが…。予告編を観た段階ではそんなに期待していなかったのですが……めっちゃくちゃ良かった。すっごいもう、めっちゃくちゃ良かった。アリシアは『リリーのすべて』だと成熟した大人の女性だったけど、本作だとまだあどけない少女みがあってもうほんと流石。
あの光景だけで伝わる土地の持つ寂寞感。ただそこにある海を、岩を映し出すだけの画面の圧倒的な説得力。これは映画館で観るべき1本。

※トコロデ。この期間に『ハードコア』観たいなぁって思っていたのですが。1分半くらいの予告をPCの画面で観て酔ったので諦めました(笑)。三半規管が弱いんすよ…酔い止めで画面酔いって起こらなくなるのかなぁ(笑)。

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