ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2023年映画の旅⑥

ものすごい主観であります。かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2023年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ナポレオン ★★★★☆
いやもうほんとね、ずっとね、「金かかってんなぁ~~~!!!!」って思いながら観てました(笑)。
だってさ、ダヴィットのあのどでか絵画に描かれた豪華絢爛極まれりな戴冠式のシーンひとつとってね、衣装からセットから何から何までこれでもかってもはや過剰に執拗に金が投じられてんのがね!! もう疑う余地がないわけですよ!!! そんでそのシーンが一瞬で終わんの!! やー、すご!!!(笑)
ストーリーとしてはナポレオンの半生をもれなく追っております(だから戴冠式が秒なんだが)。まぁざっとナポ史については知ってたけど、あぁ~こういう時系列でこうか~~ってゆう、学び。しかしてジョゼフィーヌをもっとバリバリに描くかと思ってましたら、それはもう強烈で儚い複雑な愛憎関係でございました。
リドリー・スコットホアキン・フェニックス主演でナポレオンを撮るって聞いたときには、あまりにもらしすぎて何か笑っちゃったけど、やっぱり劇的でした。まぁ今作もナポレオンがバキバキに英語喋ってますけど、そこはもうそれで(笑)。

翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~ ★★★★☆
「埼玉にもタワーがある」って言い出した瞬間、あれ、もしかして……って思い出してしまった自分が……。日本地理に詳しすぎる(理由:自分の足で行っているため)自分が……。でも羅列された千葉のタワー、相当数分かんなかったな千葉出身だけど……(爆)。
とゆーわけで、第2弾です(笑)。関西土着ネタ、王道は分かるんだけどやっぱ細かいところの刺さり具合は関東の時より弱かったから、前作を他の地域の人が観るとやっぱりよう分からんのだったんだろうなってゆう(笑)。でも琵琶湖とその水害の歴史を語られ出した時になんか泣けてきちゃったから、疲れてるのかもしんない(笑)。とても楽しく拝見できましたし、魔夜峰央御大は今回もカッコ良かったです♡

ブラック・レイン ★★★★☆
高倉健が…鬼カッコ良かった……鬼カッコ……。松田優作がすごいって評らしいんだけど、もう高倉健に釘付けだった……。あと若山富三郎しゅごご……。そんで神山繁もすげかった、みんなすごい……。
とゆーわけで初めて観ました、1989年作品。思ってたのの5億倍完璧なヤクザ映画で客層渋すぎたけどそれはもうはちゃめちゃに惹き込まれちゃったな、みんなカッコいいしケイト・キャプショーちょー綺麗だし(てゆーかスピルバーグ夫人なのか!!)。
そのケイト演じるジョイスが最後に言った「愛憎関係は意外と長続きするのよ」って台詞は、今年1、2を争うくぅ~~~!!! って唸らされる美しさでした。こうゆうのやっぱりたまらんね!!

カサンドラ・クロス ★★★★☆
一言で表現するとしたら、「なんじゃこれ???!!???」ってゆう(笑)。すべてがなんかハチャメチャに雑なんだけど、それを力技で納得させようととにかく盛りまくった結果、なんかもしかしたらそれっぽくなったような気がする感じの映画でした(笑)。
詐欺師のおじいちゃんのエピソードとか胸に迫るし、ひとつひとつキラキラしてるんだけど、もうめちゃくちゃに欲張りもりもり。あとは“カサンドラ・クロス”ってゆぅ言葉の響きの持つ圧が強引にまとめ切ったバイオテロ鉄道アクション陰謀恋愛戦争映画(これが嘘偽りなく実態なんよ……)。ほんとにそれはソフィア・ローレンのやることじゃないのよってゆう(笑)。