ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2022年映画の旅⑤

ものすごい主観であります。かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2022年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

エルヴィス ★★★★☆
トム・ハンクスは偉大である……。トム・ハンクスすげぇ、トム・ハンクスすげぇわよ!!
とゆーことで(?)、エルヴィス・プレスリーです。初めてちゃんと彼の人生を知りました。なんとなくすごい人なんだろうなぁくらいにしかなかった印象が、ある意味では更にふわふわともしたし、やっぱりどんな人でも哀れで悲しくてそして強いのだなと思いました。彼を演じたオースティン・バトラーの色気も本当に素晴らしかったです。ロックンローラーは、でもやっぱりどうしたって刹那的で、そこもまた抗いがたい魅力なんですよ。

アルマゲドン ★★★★☆
1998年作品。たぶん22年ぶりくらいに観ました……。封切り時は『ディープ・インパクト』の方を映画館で観ていて、アルマゲドンはTVで観たんですよね。そう、観たんですよ……、観たんですけど、22年ぶりに観て思ったのは、いくらなんでもこんなにムチャクチャだったっけ!!??? ってことですよ(笑)。
いやー、びっくりしちゃった(笑)。「いやそれはいくらなんでも!????」の連続でしたが、思い切りよく振り切っていて「やっぱりこーゆぅ映画は必要だよね(笑)」っていう……(苦笑)。
そうなのよ、現実じゃないからこその映画じゃないって思います。見たままを描くのが絵画ではないようにね。それでもアポロ1号の慰霊碑だけで号泣しちゃった。『ライトスタッフ』からの流れがここに繋がるなんて……。そんでもってこの時期のブルース・ウィリスの脂の乗りっぷりはやっぱりすごいですね。引退の報も入ってきましたが、ありがとブルース。

アルピニスト ★★★☆☆
終演後に近くの席の方が「“こんなにすごいんです!!”ってだけで終わると思ってたからショックだった……」って言ってたけど、私もそう思ってたからショックだったよ……。いやでもね、彼の友人知人たちがずっと心配し恐れていたように、やっぱり遅かれ早かれではあったんだろうなとも思ってしまうのです。
ドキュメンタリーです。ドキュメンタリーだから、むしろ目の前で致死的な事故が起こることは無い(もし致死的な事故が起こるのであれば、画面は暗転するだろう)。なのに私は途中、何度か目をつむりました。あの恐怖の質は、フィクションとは決定的に違う。目もくらむ氷の絶壁――それは岸壁からは剥がれ頂上からただぶら下がり、人の重さにたわんでいる――を登るその様を。氷が剥落さえすれば実際の人間が実際的に重力のままに遥か彼方の地面へと叩きつけられ絶対的に命を落とす。あの生身の恐怖は、ドキュメンタリーでしか感じえない。
世界には本当に様々な人がいるのだと思い知る。私は絶対にあんな壁面を独り登ったりはしないのだから。凄まじい経験への肉薄。

キングダム2 遥かなる大地へ ★★★★☆
前作ではほんとに吉沢亮長澤まさみにメロメロになりましたけども、今回はフツーに山崎賢人良かったですよ! 新キャラを演じた清野菜名もちょーよかったです。「ショウ姉(ねぇ)」って言ってたんだね、予告だけ観てずっと「少年」だと思ってたから、「あれ!? 女の子の仇を!??」ってそこにびっくりしちゃった(笑)。
それにしたってやっぱり大沢たかおですよ、大して登場シーン無いけどあの存在感ですよ。あと、出てきて一発でそれと分かる濵津隆之氏もつえーなぁって思いました。次回もちょー楽しみ!!

マトリックス レボリューションズ ★★★★☆
ほんとは1、2も映画館で観たかったんですが、1週上映だとどうしても『リローデッド』の都合がつかずに、まぁ昨年末にアマプラで観たしな……(『1』に関してはIMAXで観てる)となって、『レボリューションズ』のみ映画館で鑑賞。やー、昨年末にアマプラでちっさいPCの画面であのごっちゃごちゃの映像を眺めながら「これだってIMAXで観てぇよ~~~!!」ってなりましたので、まぁIMAXじゃないんですけど、映画館のスクリーンで観られた良かったです。

NOPE/ノープ ★★★★☆
どこか捉えどころのなかった予告編だけ観て臨んだ鑑賞の結果――これこれ! 私は今これが欲しかったのー!! というカタルシス
予告の質感とかで、もっと難しくて結末もある程度は理不尽なものになる覚悟もしていったのですが。いや、演技の場にいる動物たちをフィーチャーすることで浮き彫りにしていく物語の進め方はある意味で本当に凄惨。なんだけども、「やったるぜ!!!」ってなった後に広大な青空の下で繰り広げられるSF活劇の様は圧巻。素晴らしかったです。

ブレット・トレイン ★★★★☆
東京~京都間で、「途中の停車駅は5駅!」って言われて……品川・新横・名古屋とあとふたつどこ!? まさか静岡でどっか停まるんか!?? って思ってたらホントに静岡に停まってウケちゃった(笑)。じゃああと一駅どこよ!? まさか……米原ーーー!!! ってなったよね!!!!!(笑) そして東京を夜出発して京都に着くころには夜明け!! 夜行列車やったんかこれ!!???
とゆーわけで、ブレット・トレインです(笑)。無茶苦茶なのは観る前から知ってたんで、終始無茶苦茶に徹していてすごく良かったです(笑)。米原、ちらっと描写された駅周りの景色がキラキラしてたけど、実際は何も無いよ! 私はちょっと詳しいんだ(笑)。ブラピは今作もじゅうぶんに若々しいけど、真田広之は流石の激渋でござった。あと、ジョーイ・キングちょー可愛いな!

ドライビング MiSS デイジー ★★★★☆
1989年作品。第62回アカデミー作品賞受賞作品。
それと同時に、今も全く抱えている問題は変わっていない。このような映画はだからこそ、まだまだ必要とされてしまうんだろうなぁ。モーガン・フリーマンジェシカ・タンディの掛け合いが素晴らしい。99分で描かれた、30年間の人生を辿る物語。

レインマン ★★★★☆
ダスティン・ホフマンの演技の、その奇跡のような。そして物語に瑞々しさと生命力を与える若く美しいトム・クルーズのエネルギッシュな様ときたら。
凄まじいバランスで成り立っている映画です。そしてただひたすら本当に、ダスティン・ホフマンには脱帽することしかできない。素晴らしかったです。

 
 
 
 
 
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