ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2022年映画の旅⑥

ものすごい主観であります。かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。「2022年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間 ★★★★☆
20年ぶり2回目の鑑賞です。その割に覚えていたなぁと思いますし、それだけ印象的かつ厳しい物語だったんだとも思うのです。やっぱり何がツライって、どんどんダメになっていくことを知っているからですよ。『王の帰還』のラストでのフロドの選択を、20年経った今もなおその表情と共にはっきりと覚えているのだから。
その辛さを引き摺って、20年歳をとった自分と共にもう1度体験しようと思います。でも20年経ってもやっぱり私はヴィゴ・モーテンセン演じるアラゴルンのカッコ良さにドキドキしっぱなしだよぉ~~!!! 変わっていない……。

アバター ★★★★☆
初めて観ました(まじかよ)。なんてゆうか、話自体は“マイルドな『もののけ姫』”みたいな印象でした!!(そう、とてもマイルドだった)
ここまでくるともはや実写とはアニメーションとは……みたいな感じなんだけど、単純に3Dってワクワクするよね(笑)。続編観るかどうかはその時のノリ♡

家族の肖像 ★★★★☆
これぞ、これぞ映画だな、と思う。古き良き時代の、古き良き映画。バート・ランカスター演じる老教授と、ヘルムート・バーガー演じるコンラッドの機微に溢れた関係性は美しさと淋しさの極み。
『家族の肖像』観たから盛り上がってすぐ翌日に『8 1/2』を勇んで観に行く力が湧いたので、順番逆にしなくて本当に良かったなと思います(笑)。『8 1/2』先に観てたらきっと心折れてた(笑)。

8 1/2 ★★★☆☆
そんなこんなで『家族の肖像』観た翌日に観に行ったんですけど……、久々に……途中で……たぶんちょっと……、寝た☆
いや私には相当難易度が高い映画でございました。これはもう鍛錬でどうにかなるようなものでもないような気がするのですが……。
1963年作品。「はっかにぶんのいち」、と読むそうです。私ですら完全に「はちとにぶんのいち」世代でございますからそれも時代でございますね。クライマックスで「人生は祭りだ!」と叫んでくれたその一言に140分が報われました。いやほんとに(笑)。

ロード・オブ・ザ・リング二つの塔 ★★★★☆
「サム、僕はもう駄目だ」って、こんなにもしんどいことがあるだろうか……。ああぁぁぁ……どんどんダメになっていくって、本当にこうゆうことなんすよ。こうゆうことなんすけど、こないだ1作目を観た時よりも疲労感が少ないのはただの慣れじゃなくて、主人公たちの覚悟が決まっちゃったからなんだよなぁ……。「フロドは気付いています、この使命が命と引き換えであることに」という、その悲壮な覚悟をしてしまう前と後の違いなんですよぉぉぉ……。
ただこの辺からほんとサムの素晴らしさが際立ってきますわよね。ほんとに、サムがすごいんですわよ。そんで、たった独り“指輪を手にしてしまった者”という逃れ難い業を分かち合うゴラムにフロドが感情移入してしまうのも。

アフター・ヤン ★★★★☆
ヤンに秘められていた幾百もの記憶が輝き放たれたあの瞬間。ひとの生きた記憶というのは、それだけでこんなにも美しいものなのかという。静謐な空気の中で水を注ぐように描かれる美しい佳作。

ロード・オブ・ザ・リング王の帰還 ★★★★☆
「帰途の分です」、「もう、帰りの分は必要ないでしょう?」。
しんどかったああぁぁぁぁ……!!! 『二つの塔』がラクだったのは、まだフロドが侵され切っていなかったからで、更にダメになっていくこの一連は本当の本当に辛かった……。それでも一途にフロドと当初の使命を守り続けるサムの圧倒的ヒーローっぷりよ。そんでもって人間の王としての自らの出自を受け入れて立ったアラゴルンの美しさったらなかったわ……!!!(これはもう仕様がないです! アラゴルンいてくれなかったら私この映画観続けらんなかったよ、辛過ぎて!!)
だからその、20年前に1度観たっきりのあの、それでいてはっきりと記憶に刻まれていたラストシーン。そうならざるを得ない、旅の終わり。旅の終わりはいつだって悲しい。偉大な使命を成し遂げて世界を救ったとて、決して自分自身を救いえなかったフロドの悲哀。それを受け止めてあくまでも普通の人生の幸せを歩んでいくサムの尊さ。本当に大変なそれでいて素晴らしい物語でした。次に観るのはまた20年後かなぁとも思う(辛過ぎるので……)。でも、人生でもう1度は観たいと思います。良い映画ってそういうものだよね。アラゴルンかっこ良いしね!!!

レイジング・ブル ★★★☆☆
これもまた……大変な作品でしたわね……。
てゆーかぜんぜんジェイク・ラモッタの生前に作られてんのね!! 鑑賞後にウィキペディア観たら没年2017年ってなってて最近じゃん!?? ってびっくりしちゃったわ……。なんかもう、大昔の話みたいな感じでしたので……。

アムステルダム ★★★★☆
特に『レイジング・ブル』を観たばかりだったせいもありますが、もはやロバート・デ・ニーロが凄すぎて笑っちゃったわよ(笑)。とゆーか、エンドロールで名前クレジットされるまでデニーロって気付かなくて、そこがほんとデニーロの凄まじさですね……。
全体的に説明過多の部分と説明不足な部分が入り乱れてカタルシスが弱くなっちゃった気がするんだけど、それを補って余りあるデニーロを筆頭とした圧倒的役者の力でございました。マーゴット・ロビーは今をときめくザ・ハリウッド!! な女優さんなのでもう居てくれるだけで万事OK!! ってなりますわよね! 好き!!

 
 
 
 
 
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A post shared by つるや あさみ (@asami1837)