ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

2016年 映画の旅③

ものすごい主観であります。
かなり偏った趣味だと思われます。ラインナップ的にも。
「2016年に映画館で観た」作品を扱っています。ので、制作年度は準じていないです。
あと、基本甘口評価でいきたいタイプです。

インデペンデンス・デイ:リサージェンス ★★★★☆
あはは~、ちょー面白かった~(笑)。痛快明快爽快ハリウッド大作ここにあり。そして特筆すべきは、私が人生で初めて劇場のスクリーンで観た外国映画は前作『インデペンデンス・デイ』(1996年作品)だったのです。
いやね、だからと言ってね、すごい軽い気持ちで観に行ったの! 『スター・ウォーズ』とはぜんぜん違う気持ちで観に行ったの! 映画観てる最中ってあんまりもの食べないんだけど、片手に抱えるポップコーンとコーヒーを持ち込んだよね、それ齧りながら観るに相応しかったよね!! 「映画にはポップコーン」が似合う映画だった(笑)。
けど、往時の懐かしいキャラクターに…そりゃあハン・ソロほどの高揚がそこに無くたって…「えーっとこのおっちゃん誰だっけ??」って思ってたら博士が「ダディ!!」叫んで「あー! とーちゃん!! そーいやとーちゃんいたわ!!!」って(笑)。人類が最後に勝つのは分かってるから、すごい安心して観てられるし。あと、球体ちゃん可愛かった(笑)。

シン・ゴジラ ★★★★★
ストーリー、技術、その他すべてに対して日本の底力を感じました。日本映画界の矜持を観た気が致します。そして特筆すべきは、私が人生で初めて劇場のスクリーンで観た映画は『ゴジラVSモスラ』(1992年作品)だったのです。
てか、ワタクシ、いわゆる平成ゴジラシリーズ(VSシリーズ)以前のゴジラ作品をほとんど鑑賞しています。おもに小学生時代だったので記憶が鮮明とは言いかねますが、仮面ライダーや戦隊ものでなく、私はウルトラマンゴジラで育ちました。円谷作品にて育ちました。つい先日には、この『シン・ゴジラ』鑑賞直前にたまたまTVで放映していた1作目の『ゴジラ』を20数年ぶりに観たんですが、その造形と鳴き声はすでに完成されきっていて驚愕でした。
そして、2016年夏。あの1作目の『ゴジラ』以来の、引き継がれてきた確固たるメッセージを現代日本に還元して描き切った、『シン・ゴジラ』。作り上げたすべての方々に敬意を。これは新たな到達点。
新幹線が走り出した瞬間、本当にワクワクして、あのシーンは怪獣映画に延々流れてきた血脈を感じました。あれがあったからこそ社会ドラマじゃなくてゴジラになった気がする。

ゲッタウェイ ★★★☆☆
スティーヴ・マックィーンをちゃんと観たことが無かったのですが、なんだか自分はすごくトキメクんじゃなかろうかと思って観に行ったのですが、そんなにはときめかなかった…(笑)。内容的なものもあったからかもしんないけど。
ダメ男とダメ女の逃避行でした(笑)。それよりも何よりも、ハロルドの件についてはもうヤバさしかなかった。そこに関しては圧倒的な悲劇だけど、本筋とは一切関係が無い。けど、もうハロルドだよ。

アンナとアントワーヌ 愛の協奏曲 ★★★☆☆
イメージし得る限りの全力のフランス映画だった…と共に、若い頃は自分は絶対にフランス映画なんか観れないだろうと思っていたけれど、きちんと観れるようになったというか(笑)。最後の4人で話し合うシーン、「あ~~そりゃあまぁそうなるよね~~。そしていつも強いのは女なのだね~~~」って思いました。アントワーヌととーちゃんの関係がすっごい素敵だなってしみじみしてる。その父子愛がいちばん素敵。

コロニア ★★★★☆
く、くたびれた・・・。あぁ、でもとても良かったです。チリにこういう歴史があったこととか全く知らなかった。エマ・ワトソン演じるレナもだけど、ヴィッキー・クリープス演じるウルセルが心に響いきました。「彼は生き延びられなかった」「置いて行けない」、そしてあの結末。けれど、例え一瞬間であったとしても、あれは彼女の人生で何よりも幸福な時間であり必要な時間であったと思うのです。静謐な存在感でした。こういう作品を観るたびに、歴史は空恐ろしいって思います。本当に。

高慢と偏見とゾンビ ★★★★☆
やーもー発想が素晴らしいですよね!! そんでもって見目麗しい女の子たちが上等なドレスヒラヒラさせながら暗剣やら拳法やらでためらいなくゾンビどもをぶっとばすのは観ていて爽快ですね!! うちの母が、「映画では衣装ばっかり観てる」って言ってたけど、ほんとソレ。リリー・ジェームズ演じるエリザベスが美し過ぎた…。加えて大仰な音楽も良かった!

キング・オブ・エジプト ★★☆☆☆
いや~~、世界にはね、やっぱりもうこういうハラハラドキドキも一切しないしなのになぜか無駄に金がかかっていて、でも繰り出すCGはもはや逆にアニメだね!!? みたいな…何も考えずにただダラダラとポップコーン齧りながら観るための映画が必要だと思います。とゆーわけでそういう観方をして来ました。どーでもいい映画オブザイヤー(褒めてます)。

ある天文学者の恋文 ★★★☆☆
期待しすぎたのが敗因…。私、『海の上のピアニスト』が吐くほど好きだからさ…。「ケータイは! マナーモードに! しようぜ!!」って思いました(笑)。時代劇が好きなんだろうね、私。

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