ぽぽぽ?(仮)

日々もろもろ。

坂東三十三所巡礼22日目 那古寺

2022年3月19日

㉝第三十三番 補陀落山那古寺

もうかれこれ1か月近く経ってしまいましたが……。
なんでこんなに時間が空いてしまったかというと、やっぱりね、八溝山のクライマックス感がヤバすぎたからだと思うのですね??

だって5時45分に家を出た前回から一転、今回は普通に朝7時過ぎに家出たし……、まぁ3時間電車には乗ったけど駅から20分平地を歩いたらもうお寺に着いちゃって拍子抜けしちゃったし……。ほんとにね、八溝山基準になるとなにもかもがあっけなかった(笑)。こんなに簡単に結願しっちゃっていいもんなの!!??? ってちょー不安になった(笑)。

不安になったんだけど。納経所で年若いお坊様に今までの軌跡が記された御朱印帳をぱらぱらとめくられて、「結願ですね、おめでとうございます」っておっしゃっていただき。そうして結願印をいただいた御朱印帳を手にお寺の階段を降り、山門をくぐった時に、「あぁ、終わったんだぁ……」ってしみじみしてきました。ちょっと泣けてもきました。完全にコロナ禍の思い付きで始めた巡礼だけど、最終的には写経もするようになったし、今までの行動範囲だったら決して訪ねることのなかった土地を踏み、その地の観音様に手を合わせ続ける日々はその道を辿った過去800年の巡礼者たちの歴史の重みを感じるかけがえのない旅でした。

そう、帰りは電車に飽き過ぎて生まれて初めて東京湾フェリーにも乗りました。ほんと短距離の対岸が見えるフェリーなんだけど、フェリーはフェリーであるだけで異様に人の心をときめかせますね!! フェリー乗り場もちょー楽しいしね! 千葉県生まれだけど太平洋側だから、東京湾サイドのあの景色はとても新鮮でした。

そんなこんなで、2021年2月27日から始まった初めての巡礼の旅はこれにて完結です。1年とちょっと。短くも無いけど、ぜんぜん長くなかったね。でも今までの何回か書いた気がするけど、またこの道を辿りたいと思っています。そして30年40年後に、そこにまだ祈りが生きているのかを見届けたいとも思うのです。当面は機会を見ながら西国三十三所の歩を進めたいと思います。頃合いを見て秩父三十四所も。
ブログにしたためるかはちょー謎ですが……。でも人生において旅の持つ威力を噛み締めているので、このまま進んでいけたらいいと思うのです。

 
 
 
 
 
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A post shared by つるや あさみ (@asami1837)